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J-JUN『GLAMOURAS SKY』に見るロッカーとしての存在感


昨日、ジェジュンの11月発売のカバーアルバムより先行配信で『GLAMOURAS SKY』のMVが先行配信されました。
この曲は、HYDEの作によるもので、ジェジュンが非常に気に入っており、2013年の日本に於ける初のソロファンミの折のミニコンサートで初披露されたものです。
その後も彼は機会あるごとにこの曲を歌い、最近では彼自身の持ち歌かと思うほど、海外のライブでも歌っています(先日のタイでのコンサートでは、韓国語に翻訳して歌っていました)
この楽曲から見えてくるロッカーとしての存在感と今後の可能性について、歌声の分析と共に記事にしました。
冒頭部分だけを無料公開します。


公開されたMVの特徴

今回、公開されたMVは真夏に撮影されたとあります。
前回、ちょうど7月のひたちなかのフェスティバルの折の来日期間中だったかに、この撮影の様子がアップされていた記憶があります。
デジタル画像とリアル画像のコンビネーションでの編集は、単に演奏している姿を映し出すというオーソドックスなスタイルでのMVに変化をつけたものに仕上がっていると言えるでしょう。
即ち、ロッカーとしての姿を全面に見せる、というスタンスになっているのが特徴と言えます。

今回、カバーアルバム第3弾として発売された『Love CoversⅢ』は、収録曲がバラード曲やポップ系バラードが多く、『GLAMOURAS SKY』は唯一のロック曲になっています。
これまでに公開された『木蘭の涙』『会いたいな』は、切々と歌い上げるバラード曲とポップバラードです。
このようなことや、1枚目のカバーアルバム『Love Covers』がレコ大の企画賞やゴールドディスク賞を受賞したことから、ジェジュンという歌手への一般視聴者が抱いているイメージとしては、バラード系のカバーが上手い歌手であるという印象を抱いているように感じられます。

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