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JAEJOONG 『Glorious Day』KBS起用の影響と「声がガラガラ」の要因

パリオリンピックの予選は既に開幕しています。その中継に伴い、各国、各放送メディアに於いて応援ソングの選定がされますが、韓国KBSの広報ソングにジェジュンの楽曲が選ばれています。
この影響力と2日間のソウルコン後、なぜ声がガラガラになったのか、の要因について簡単な記事にします。


オリンピック広報ソングに選ばれるということの意味

今年のパリオリンピックのKBS広報ソングに『Glorious Day』が選ばれたということがどういうことなのかということを少し考えてみます。

KBSは韓国の公共放送で、日本で言えば、NHKということ。
オリンピック番組では、日本でも各局が応援ソングというものを設定していて、今年のパリオリンピックでは、以下のようになっています。

NHK          YOASOBI「舞台に立って」
日本テレビ系列  MISIA「フルール・ドゥ・ラ・パシオン」
テレビ朝日系列  Mrs. GREEN APPLE「アポロドロス」
TBS系列     サザンオールスターズ「ジャンヌ・ダルクによろしく」
フジテレビ系列  菅田将暉の「くじら」

このように誰もが名前を知っている実績のあるアーティストが選ばれています。

では、NHKの歴代のテーマソングはどんな曲だったかと言えば、以下の通りです。

1988年 ソウル:「Heart and Soul」浜田麻里
1992年 バルセロナ:「PARADISE WIND」寺田恵子
1994年 リレハンメル:「遥かな人へ」髙橋真梨子
1996年 アトランタ:「熱くなれ」大黒摩季
2000年 シドニー:「Get U’re Dream」ZARD
2004年 アテネ:「栄光の架橋」ゆず
2008年 北京:「GIFT」Mr.Children
2012年 ロンドン「風が吹いている」いきものがかり
2016年 リオデジャネイロ:「Hero」安室奈美恵
2020年 東京:「カイト」嵐

以上の曲目を見ると、オリンピックのテーマソングに選ばれることがイコール、アーティストやグループの代表曲になり得ているものが多いことに気づきます。
応援ソングというものは、オリンピックの期間中、繰り返し、繰り返し、流されるものであり、競技放送時間だけでなく、ニュースのBGMとしても流されるものです。
要するに、何度も何度も耳にすることで、否応なしに聴衆の耳に残っていくというものであり、特に公共放送における楽曲に選ばれることは、その可能性が大であることが言えます。

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