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しぶい好物と、子どもならではの夢

子どもたちが通う保育園では、保護者を招いた誕生日会がある。誕生月のお友だちが前に出て、先生からインタビューを受けるのがお決まりで、好きな食べものや将来の夢を聞くことが多かった。

息子のひーくん3歳の誕生日会のこと、「好きなたべものは?」と聞かれ

もずく、なっとう、うめぼし です!

と答えた。

誕生日会をみていた保護者から、くすくすと笑い声が漏れる。そりゃあ、3歳の好物にしてはしぶすぎるもんなぁ…。

もずくは毎日夕飯のあと、デザート代わりに「グイッと飲む」のが定番で、梅干しや納豆は欠かせないごはんの友だった。

また、娘のさーちゃんが3歳のとき。

今度は「大きくなったらなにになりたい?」と聞かれ、

ぶどう!

とはっきりと答えたさーちゃん。

ん?好きな食べものと質問を間違えてる?とも思ったけれど、後から持って帰ってきた誕生日カードにも「将来のゆめ:ぶどう」と書いてあった…。

その時、ぶどうがほんとうに大好きで、自分がふどうになりたい!と思ったらしい。

あれから何年か経ち、ひーくんの好きな食べ物は唐揚げになり、さーちゃんの夢はアイドルになった(さーちゃんの夢はコロコロ変わるけど)

子どもらしからぬしぶい好み、子どもだからこその自由な発想。どっちも、思い出してはぷぷっと笑ってしまう、ママの大好きなエピソードです。

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