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【参考書使い放題!】 kindle unlimited参考書比較 ~中学英語編[1]

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 ちょっとした自己紹介 

 私は関東地方中心の学習塾で、主に英語・社会を20年以上教えてきました。そこの学習塾は、基本はオリジナルのテキストを使用しているのですが、それとは別に自分でプリントやテキストを作ってそれを使用したりもしています。もちろんその時には全国の入試の過去問や、書店で売られている様々な参考書を読み漁り、日々研究をしています。

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塾の授業料や参考書代もばかにならない

 ただ、自分で言うのもなんですが、塾は授業料が高いですよね…塾によってはテキスト代が別になっていたりしますし…対面授業だとコロナも心配。

 個別指導塾だと参考書持ち込みのところも多くて、自分に合わない参考書を買っても、「じゃあ別のを買いなおそう!」というのも難しいですよね(個人的には今どき本屋で売られているような参考書で内容的にそこまでひどいものはないと思っていますが、合う合わないはあると思います)。

 また、塾に通わずに、学校と自宅の勉強のみで勉強している人にとっては特に参考書選びは大事ですよね。図書館や喫茶店まで重い参考書を、えっせほいせと運んで勉強するもの大変!

 そこで、定額読み放題サービスの「kindle unlimited」の参考書はどうなのか、個人的な感想を述べていきたいと思います。

まず Amazon Kindle & kindle unlimitedって何?

 Amazon Kindle(アマゾン・キンドル)は、Amazon.comが製造・販売する電子書籍リーダーや電子書籍などの総称です。つまり、スマホ・タブレット・パソコンで読めるデジタル形式の本です。重い本を持ち歩いたり、本棚も必要ないので、近年急速に人気が高まっています。私もkindleと「本の自炊(これも機会があればお伝えしたい!)」で家の本棚が3つ消えました。

   Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)は、2016年8月から始まったAmazon(アマゾン)の電子書籍読み放題サービス。月額980円で豊富な本・雑誌・マンガが読めます。Amazonで売られている全ての電子書籍が和書100万冊、洋書600万冊に対し、『Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)』では和書12万冊、洋書120万冊。書籍のダウンロード方法や利用方法は通常のKindleと同じです。

kindle unlimitedで勉強するメリット・デメリット

<メリット>
・持ち運びが楽
・自分に合う参考書に出会うまでいろいろ試せる

<デメリット>
・工夫しないと書き込みができない
・使える参考書が限定される
・いろいろ目移りしてなかなかしっかりと勉強に入らない(笑)

といったところでしょうか。

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注意!!!

 上記のデメリットの3つめについては特に注意!経験上、テストや入試直前に新しい参考書を買ってしまう生徒の結果のほとんどは残念な結果に…。 

 たくさんの参考書をちょっとかじって次…ではなく、「一度参考書を決めたら内容が頭に入るまでとことんやりこむ」が大事!

超独断と偏見に満ちた感想

 科目・対象学年・レベルの3点から、kindle unlimitedにある参考書の個人的感想を述べていきます(今回は中学英語編です)。

  レベルに関しては5段階で、☆1は「かなり苦手」~☆5「得意だけどさらにレベルアップを目指す」といった感じで見ていただければと思います。

 目指す学校のレベルや、公立ならば各都道府県によっていろいろ事情が違うと思いますので、あくまでも参考程度に読んでもらって、あとは自分の目で確かめてみてね!
 

参考書①「英文の読み方+英文法のまとめ 高校入試公立編」

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科目:英語
対象学年:中学3年(英語が苦手な高校1年)
レベル:☆☆☆☆

この本の最初に、

・この 書 は 学力 は 普通 レベル 以上 だ が、 英語 が 大嫌い で 英文 を まとも に 読ん だ こと が ない、 そういった 生徒 の ため に 書か れ た 書 です。( 英語 が 得意 なら 中2 でも 読め ます) 
・短期間( 1 か月) で、 英文 を それなり に 読める よう に し た 教材 です。

 と書いてある通り、英語が苦手で基本からやり直したいという生徒には難しい内容だと思います。

 基本的に、「文法問題はそれなりに点をとれるが、読解問題の点数が安定しない」人にはぴったりだと思います。

 読解の得点力に波がある人は、それとなく読んで解いていくので、「その長文が自分のフィーリングに合えば、点が取れるし、そうでなければ取れない。」ということが多く、そういった生徒には、ここで使われている、「英文を書かれている順に短く切って読んで意味をとらえていく」やり方は非常に有効だと思います。

 夏休み前までに文法が入っていて、残りの期間で文法の確認と長文対策をしたい人にはぴったりだと思います!


参考書②「コウペンちゃんと中学英語をおさらいする本」

コウペン

科目:英語
対象学年:中学1~3年
レベル:☆

 こちらは、中学3年間の文法を基本からおさらいする本です。表紙を見て感じるかもしれませんが、かわいいキャラクターを使って勉強に対するとっつきの悪さを解消しようという工夫が素敵だと思います。

 説明する言葉も簡潔で、色もカラフルなので、「英語と聞くだけで拒絶反応が出る」レベルの人でも、繰り返し読んでいけば何となく品詞や文法の基本は勉強できると思います。

 ただ、これ1冊で入試に臨むのはさすがに無茶だと思います。これを参考に問題集を解いて、入試近くになったら過去問を解きまくるのがいいと思います。

最後に

 今回は中学英語の本2冊を紹介させていただきました。自習するときの参考になればうれしいです! 

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