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翻訳スクールの英日字幕基礎科(通信コース)を修了してみて〈Wise Infinity〉

こんにちは!Hisaです。

お話ししていなかったのですが、実は最近翻訳スクールの英日字幕基礎科(通信コース)を修了しました。そちらを修了しての感想をシェアしたいと思います!


なぜ字幕翻訳?

幼い頃にディズニーチャンネルを見て、海外への憧れを抱き始めた私。

小学5年生の時に英語塾に入り、そこから英語の勉強に徐々にハマって高3の時には英検1級を取得しました。でも大学に入って英語力は落ち、内定先でも英語は全く使う予定なし。
このままでは勿体無い…!せっかく英語が好きで勉強してきたのに、何かに使えないのか…!との想いが強くなり、これまで興味がありながらも「語彙力無い自分には無理だな」と思っていた字幕翻訳の勉強を始めることにしました。

調べていくと、最初から字幕翻訳一本で仕事をするのはかなり難しいとのこと。
ただ私自身、字幕翻訳一本で行こうとは思っておらず、副業で字幕翻訳を少しずつしていけたらいいなと思っています。語学力をキープするためと、好きなドラマや映画にちょっとでも関われていけたらいいなという想いです(多分世の中はそんなに甘く無いですが)!

スクールの受講内容

私が入ったのはワイズ・インフィニティ(Wise Infinity)という翻訳会社のスクール。翻訳のサービスを数多く取り扱っていて、特に映像翻訳で有名だそう。

まずは初心者無料講座(ZOOM開催)に参加。
そこで字幕翻訳を少し体験してみて、やっぱり面白そうだなと感じて受講を決めました。

対面だと曜日が固定されたりで学生の私には難しいと思い、通信コースを受講しました。その中でも、ボヘミアン・ラプソディの字幕を担当なさった風間先生に添削していただきました!

受講の流れ

通信講座コースは授業などは無く、2週間に1度 課題を提出し、その1週間後くらいに先生から添削された課題が届く…という流れ。

字幕はSSTという字幕作成ソフトが使われるのですが、基礎コースでは必要ありません。SSTはWindowsのパソコンのみで使用可能らしく、私はMacなのでそこは安心しました(^_^;) もしSSTも必要になった場合、Windowsのパソコンの準備、SSTのソフト代が別途必要になります。

課題の内容は、昔の映画の映像とスクリプトが送られてきて、ハコ書きをしてから訳をするというのがメインでした。ハコ書きについては下で少しお話しします。

初めての字幕翻訳の勉強を終えて

基礎科は8回の課題提出があるのですが、ここでは8回までを終えてみての私の感想をまとめて書いていきます。

1:ハコ書き、機械で出来ないの〜!!??

「ハコ書き」とは、画面に表示する字幕をセリフごとに区切っていくこと。
画面に1回に表示できるハコは6秒くらいまで。映像とストップウォッチを準備して、セリフが始まった瞬間にスタート、終わったところ(もしくは6秒を越す場合はブレスのタイミングなど)でストップ。その秒数と区切ったところをメモして、それを元に訳を考えていきます。

これがすごくアナログ作業・・・。
セリフごとに時間を計ってメモする、の作業が地味に大変。
もちろん、どこでセリフを区切るかなどを考える必要はありますが、ハコ書き全部を翻訳者がするのは大変だなと感じました。

2:敬語の字幕、字数無さすぎる!

英語は日本語ほど敬語表現が無いですよね。
でも字幕は日本語なので、初めて会う人たちの会話や目上の人への発言は敬語で書かなければなりません。

英語では結構ラフな表現で書かれていても、日本語ではちゃんと敬語にする。そうなると、セリフの情報を少し削ったり、言い換えたりしないといけず、言い換え表現を考える時は毎回自分の語彙力の無さを痛感しました😭

3:先生の添削は細かくびっしり

やっぱり先生は偉大で、こんなところ見てるのかー!という添削がいつも返ってきました。あまり具体的には書けないのですが、例えば会話では違和感のない文章でも、画面で文章だけを見た時に誤解してしまうものを書いてしまっていたら、それを指摘して説明してくれます。

訳のアドバイスだけではなく、ハコの分け方(ハコが細かかったら見づらい等)、記号(「…」や「!」)の使い方など、細かいところまでアドバイスをいただけるのはとても勉強になりました。

4:自分の字幕で映画が完成する感じが嬉しい!

SSTソフトは使ってないので実際に自分の字幕を映像につけることは無いのですが、最後に自分が書いた字幕と映像を照らし合わせて確認する時が一番楽しかったです。
もちろん映像だけでも完成していますが、字幕をつけて映画を見る人からすると、字幕無しではその映画を理解することは難しいです。だからこそ、自分の字幕で映画が完成しているのを感じるのがやりがいを感じました。

今後の受講

基礎科修了後は、「実践科」か「SST講座」に進むことになります。
「実践科」ではハコ書きと字幕翻訳の演習となり、基礎科よりも課題の分量が多くなるそうです。

個人的には実践科にそのまま進んで受講したい気持ちなのですが、卒論時期と受講時期が被ってしまうため、それで今悩んでいる状態です。
基礎科の課題の量でも、ほぼ毎日あるバイトと並行してやるのがギリギリだったので、社会人になってから再開しようか、でも社会人になってからの方が時間がないのでは…?と決めきれない🫨

受講については夏休み中までに決める予定です!
受講することになったら、また皆さんにシェアできたらと思います✌️

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ではまた!

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