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マエデに入った時、私はデザイナーを辞めようとしてた。

私が『オンラインコミュニティ マエデ(旧 前田デザイン室)』に入ったのは、遡ること4年前。2020年の6月。

初々しいツイット…😌この中にあるよう、「1人で頑張り続けるのって難しいなーと実感してたところ」でした。というか正直ちょっと病んでいたしもはや「辞めようかな」とさえ思っていた。

  • それなのに、どうしてマエデに入ったのか?

  • マエデに入ってどんなことをしたか?

  • 私にとって、マエデはどんな場所か?

というのをつらつらと書いてゆきます。マエデが気になってる方や、今ちょうどデザインのことでモヤモヤしてる方はぜひ読んでみてください。

マエデに入った頃の私。

みなさん初めまして。
株式会社NASUでデザイナーをしている、ひさもとはるかといいます。今年でデザイナー6年目になります。

2020年、当時の私はデザイナー2年目。新卒で入ったデザイン会社ではびっくりするほど上手くいかなくて、誰にも相談せず、一人でいろんなことを考えすぎていました。自力でなんとか勉強して、失敗しながらも何かしらは得ていき、少しずつ自分の案が通るようになってきた社会人2年目のころ。ちょうどコロナ禍に入ってしまったのです。

  • コロナ禍

  • 新人デザイナー

  • 1人暮らし

  • ネガティブな性格

この四重奏から生まれたものは?

「私ってデザイナーに向いてないのかもしれない…」


というスーパーネガティブ発想でした。


「デザインなんて…」

新卒一年目の終わりかけ。多少成長を感じたとはいえ、理想の姿には全く及んでいませんでした。時間をかけてきたから仕方ないけど、昔から描き続けてきたイラストの方が早く作れてクオリティが出せるし、楽しくない?

どうせ作っても大したものにならないし。
昔からデザインに触れてきたエリート戦士じゃないと評価されない。
私って、本当にデザイナーに向いてるのかな?

デザインなんて…デザインなんて…デザインなんて〜〜

今思うと、実力不足なだけですが、当時の自分は、相当焦っていたし、つらい気持ちからどうにか逃げ出したかったのです。

デザイナーなんて、辞めてしまおうか?辞めたとしたら、どんな就職先を探せばいいんだろう?小学生の時みたいに、ただ単純に作るのを楽しいと感じたい。そう感じれない自分は好きになれない。結局、社会じゃ難しいのかな。思ったように体が動かなくてつらい…。

特級のモヤモヤを抱えた状態で出会ったのが「マエデ」のメンバー募集と、「躊躇しないキャンペーン」という言葉でした。

躊躇しない!

入会した年のGW期間に、このnoteが無料公開されていました。

ものすごくざっくりいうとタイトルの通り「モジモジモヤモヤしてるなら、躊躇しないキャンペーンってことにして、どんどん人生を動かして、楽しんでいこう!」ということが書かれてます。

特級のモヤモヤにがんじがらめになってた私は、なんだか「躊躇しないキャンペーン」の言葉ですごく吹っ切れたのです。向いてないとか、苦手とか、自分で自分にブレーキを踏みまくってよくわかんないことになってるだけなんじゃないか?少しでも自分が動いてみたら、いろんなことが変わるんじゃないかな?

noteを読んで、そんなふうに心が動きました、この勢いのまま、自分を変えるきっかけが欲しい。躊躇しないキャンペーン第一弾として、マエデに入りました。

マエデに入ってやったこと

マエデに入ってやったことは、いろいろあります。

はじめに、自己紹介スレッドであいさつをしてみました。当時は前田さんが「おはようたかしです」ライブ配信をしていたので、見にいってコメントしてみたり。全く情報ないままアトリエzoomにいってみたら、マエデのメルマガの打ち合わせ?が行われていて、係の募集をしていたので「躊躇しないキャンペーン」を発動して挙手してみたり…

「コイツ誰や…?」と思われるかもしれないし、すでにコミュニティが出来上がってるところに飛び込むのは勇気が必要です。でも「私も5,500円払ってるし元取らないと!」というのと、なんか違うな〜と思ったらやめればいいし!とにかく色々みたり話したり、やってみよう!というスタンスでした。中途半端に関わっても良いのか悪いかもわからないので…

幸いにもマエデの人は本当にびっくりするほどみんないい人で「コイツ誰や…?」的な視線を感じることはなく、むしろ手を挙げれば挙げるほどイイネイイネー!!!と褒められる雰囲気でした。やさしい世界。

他にもやったこととしては…

●24時間マエダテレビ 小道具を作って、現地スタッフとして参加

マエデに入って初めての大きなイベント!参加しようかな…とモジモジしてたらスタッフ枠が埋まってしまったのですが(躊躇するんかい)後ほど欠員が出たため、その時は躊躇せず挙手!

めちゃくちゃ冷や汗をかいたけど、すごく楽しかったし、メンバーとかなり絆が深まりました。会社では体験できない経験がありました。


●逆校「仕事の辞め方教えてください」

マエデに入って色々みんなと作ってみて、もしかしてデザイナー辞めたいんじゃなくて会社辞めたいのか…?とふと思い立ち開いたイベントです。社会人としての先輩がたくさんいたからめちゃくちゃ勉強になりました。


●蓑輪編集室の雑誌『サウナランド』にデザイナーとして参加

デザイナー中級者以上むけのプロジェクトとして、雑誌『サウナランド』のデザイナー募集がマエデにありました。この時はちょうど無職で、デザイナーを続けるべきが一番迷っていた時期かもしれない。これで、できなかったらやめようと、自分を試すために挑戦してみました。

結果、めちゃくちゃ楽しかった!朝までみんなと話しながら作業したり…大好きなゆうこすさんのコーナーを担当できたり、イラストもたくさん描けて、喜んでもらえて。あんまりこれは話したことがないのですが、デザイナーの戸倉さんからデザインチェックで一発OKもらえたのが、すごく自信になりました。

やっぱり、私はデザイナー続けててもいいのかもしれない、と自分を許せたきっかけです。


●勝てるデザインワーク&道場

前田さんの書籍『勝てるデザイン』についてる色彩ワークをみんなでやろうの会を開いてました。そしたらプロジェクト化することに。うまく続けれず途中で終わってしまったけど、そういう失敗から自分の苦手や得意に気づくことができました。

●デザインの必殺技カードゲーム「Desig-win」プロジェクトのサブリーダー

一番関わったプロジェクト!1年くらいかかった?クレジットも100人ごえでした。いろんな人の力をお借りしてできたプロジェクト。深夜2時から緊急mtgしたり仕事でも、ここまでのめり込めることはなかなかない、というくらいガチモードでした。みんなで「いいものを作る」という目標に向かっていく気持ちよさを知りました。クラウドファンディングが1日で達成した時のアドレナリンはわすれられない…。


●プロジェクトにちょこっと参加した

プロジェクトにがっつり参加できる余裕はないけどちょっとだけ手を動かしたい〜〜参加したいよ〜〜という時は、ちょこっと参加したりしてました。

アートブック「ピマズン」に数ページ参加させてもらったり…

マエボン3で裁判風イラストを描かせてもらったり…
(クライアントワークでは絶対ないであろうシチュエーション👼)

●メンバーさんやゲストさん、いろんな人と話したり遊んだ

私は大阪在住ですが、大阪でオフラインイベントがある時はなるべくいってみたり、名古屋や東京、岐阜にも行きました。ゲストさんと前田さんが対談する定例会はどれも勉強になったし、メンバーと遊ぶのも楽しかったです。

メンバー限定で常に解放されているzoom「アトリエzoom」があるのですが、そこに棲みつきすぎて「アトリエの民」と呼ばれることも。


「デザインは楽しい」

色々書きましたが他にも、ほんと〜〜にいろんな時間をマエデで過ごしました。こんな感じで、自分のやりたいと思ったことに挑戦したり、いろんな人の話を吸収して、メンバーと遊んで…と過ごしてるうちに「デザイナー辞めよっかなぁ」という気持ちは気付かぬ間に小さくなってました。

そして「あ〜やっぱり何かを作るって楽しい。やっぱりもっとデザインをやってみたいな」という気持ちがむくむくと湧いてきました。

私にとって、マエデはこんなところ

マエデは、クリエイターストレスの発散する場所だったり、サードプレイスだったり、色んな場所と言えます。

私にとって、マエデは『デザインの楽しさを思い出せるところ』というのが一番しっくりきています。マエデに入ったことでデザインが爆裂に上手くなった!とか勉強になった!というよりも、小学生の頃に夢中で図工してた時間を、大人になってから取り戻せたような感覚でした。

そういう、何かに夢中になる感覚を保ち続けるのって、社会人になると難しくないですか?でも、結局スキルや知識より夢中になれる心持ちがないとものづくりの仕事ってそもそも続けられない気もしてて。そういう、クリエイターとして大事な感覚を取り戻せる場所が、マエデだなと感じています。

今の過ごし方

先ほど書いた「マエデに入ってやったこと」に書いているのは、比較的時間に余裕のあった入会してから1年半ほどの話です。なので、正社員として忙しくなった今は、何かプロジェクトのサブリーダーをしたり、制作メンバーとしてがっつり入ったり、ということはしてません。

では、なぜ辞めないのか?というとメンバーが頑張ってる熱い姿に、刺激を受けるからです。マエデはプロジェクトのやり取りもオープンだし、打ち合わせにも自由参加なので、マエデにいると自然とそれらが叶います。プロジェクトの打ち合わせを聞きながら、みんなも頑張ってる!と思って、ひっそり自分の作業をしたりして、過ごしています。

夢中になっている人たちに常に触れておくということも、さっき言っていた夢中になれる感覚を保つことと同じくらい大事と思っています。なので金銭的な余裕や、情報を追いかける時間がある限りは、辞めないんじゃないかな〜と思っています。

モヤモヤしてたら、躊躇しないキャンペーンを!

そんなこんなで、「デザイナー辞めたい…」と思ってた私は、マエデにはいって、色んな人と触れ合い「やっぱ作るの楽しい!」にたどり着いたのでした。

私の場合がそうだったという話で、今「デザインつらい…」と思ってる人たちがマエデに入ると必ず楽しくなれる!という話ではないので、ご注意を…。でも色んな人と話して、経験して、自分の気持ちや得意不得意を知るにはすごく良い場所だと思います。前のめりに動ける人だと動けば動くほど気づきがあるし、動けなかったとしても見てるだけで刺激を受けたり経験値がじわじわ積み上がっていきます。

今、デザインしんどいな〜と感じてる方や、マエデってどんな場所なんだろう?思ってる人の参考になれば嬉しいです!今私は、マエデのメンバーであり、運営補佐でもありますが、マエデがいろんな人の、人生が好転するキッカケや、大きな気づきに繋がる場所になったら嬉しいな〜と思っています。

また、今マエデのメンバー募集をしているのでもし興味がある方はぜひ募集ページを見てみてください。説明会の動画はこちら

8月25日(日)23:59までなので、あと3日です!
どうぞよろしくお願いいたします。


ありがとうございます!アイス買います!