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花かけ一章完結!!

こんにちは。冬原水稀です。
note、全然使えずにいました。お久しぶりです(;´∀`)
さて、今回お話しする話題はこちら。

 花かけ一章が完結しました!!!!

やったー!! わーいわーい……ワーイワーイ……(エコー)
……「花かけ」ってなんだ? という方ももちろんいますよね!
というわけで今回は、花かけこと「花とかけはし鶯」を宣伝も兼ねて紹介しつつ、一章を振り返っていきたいと思います!
少々長めの記事ですのでお時間のある時に、どうぞ。


1.「花とかけはし鶯」紹介

ここでは冬原が連載中の小説、「花とかけはし鶯」について紹介していきます。もう知ってるよ~! という方は、飛ばしても大丈夫です!!
まずはあらすじ。

生前の記憶がない幽霊の少女。
何となしに現世を漂い続けていた彼女はある日、ある場所へたどり着く。

『うぐいす写真館』

小さな、写真館だった。
彼女はそこで「目が見えない」のにも関わらず「霊的な存在が視える」という特異体質を持った青年・朝香(あさか)に出会う。
代行写真家として各地に赴く彼と行動し、彼女が触れたのは、写真と瞳の映す数々の風景、人でないものたちの想い、出会い、別れ、自分の記憶、そして──……。

のんびり温かくて、時々切ない、写真と想いをめぐるほのぼの物語。

「花とかけはし鶯」あらすじより

ジャンルは現代ファンタジーです。
・ほのぼのとしたお話が好き!
・人外が関わってくるお話が好き!
・時々切ない気持ちになるもの、どんとこい
な方にオススメします! シリーズものではありますが、基本一話完結なので、まずは第1話「家族と幽霊写真」(ノベプラで言うと6話まで)だけでもご覧ください~!! イラスト付きキャラ紹介も見られますよ🌼🐕🕊

この振り返り記事はなるべく重大なネタバレを避けていますので、この記事を読んでから本編、それでもオッケーです🙌

「花とかけはし鶯」を読む


2.一章振り返り

~「家族と心霊写真」~

では紹介もそこそこに、振り返りに入って行きましょうか。
まずは第一話「家族と心霊写真」編

 暖かい春の日が、芽生え始めた木の葉を透いてきらきら光っている。この光はきっと暖かいんだろうけれども、「彼女」にはもう感じられないものだった。

第一話「家族と心霊写真」より

第一話のテーマは何と言っても「出会い」。
主要キャラであるユウ&朝香&明の「出会い」、ユウが触れていく物語との「出会い」、読者さんと花かけの「出会い」、そして作者である私と花かけの「出会い」……。
そんなわけで、紹介回としての性格を持っています。私もまだ手探りで書いているのが、自分で読み返すと分かるな……(笑)

ユウは代行写真家と出会い、「前に住んでいた家の写真を撮ってきてほしい」という家族からの依頼に同行することになります。
その依頼は、家族の写真に映る心霊写真の謎に迫ることにもなり……?

実は一話から張っている今後の展開の伏線もあるので、ぜひ探してみてくださいね!

~「中学生とメッセージ写真」~

「町はずれにあるお化けや……じゃなくて、空き家の写真を撮ってきていただきたいんです!!」

第二話「中学生とメッセージ写真」より

今回の依頼は町の歴史を調べる中学生から。お化け屋敷と呼ばれている空き家を撮影することになるが、その家には思わぬ住人が存在していて……。

第二話のテーマは、「写真の持つメッセージ性」(タイトルそのままですが……)。
写真を撮ることで何を残すことが出来るのか、そして写真を見る側に語ることは何か。空き家にいた住人と出会い、ユウはそれを感じ取ります。

花かけ、とりあえずお試しで読むならここまで読んで欲しいです!!】

一話は先述の通り「紹介回」なので、二話から比較的『花かけ』の味が出ているな……という感触がします。この話まで読んで!!
この話で「合わないな……」と感じたらそれは、諦めます(笑)

~「常連と風景写真」~

「また細波くんに写真を依頼したい。ここから北の、県境にある森をな」

第三話「常連と風景写真」より

今回の依頼は代行写真家をよく利用する女性、いわば常連さん。森で自然の風景を撮影するだけのつもりが、依頼先で新たな頼みをされ……。一行は「自然」と「人間」の繋がりを目にすることになる。

第三話のテーマは、「写真が繋ぐもの」でした。
花かけの全体のテーマには「写真」と「想い」があるのですが、その「想い」の方をプッシュしています。想いはどれ程残るのか、そして写真はどう力を添えるのか。
自然と人間、という関係性も描けたらいいなという思いで書きました。

ちなみにこのお話に登場する精霊・泉水は、「新たな常連」的な役割を持たせています。またどこかで登場する……かも?
おまけ話まで読んでくださると嬉しいです!!

~「たんぽぽと青写真」~

 ──ふわ、と、感覚を震わせた香りが鼻に触れた。

 微かに湿った、独特の青い香り。空から運ばれ、中庭の隅々まで駆け巡って、また空へ帰っていく。
(中略)
「ん……潮風か」

第四話「たんぽぽと青写真」より

今回の舞台は海沿いにある病院。そこに入院中で、外に出られない子どもたちのために3人は奔走する。だがただ一人、朝香の仕事を否定する少女がいて……。

第四話は「写真を撮る意味」というテーマでした。
写真を撮ることに意味を見出し、この仕事で生きる朝香。しかし実際そこに意味はあるのか? 花かけ自体のアイデンティティ的なものを揺るがすようなお話にしてみました。
更にそこに加える「生死」の問題。執筆中、私自身も本当に苦悩したお話でした(笑)

登場人物の「生死」の立ち位置がとても重要なお話になっています。
一章最後の話、とだけあってキャラの過去・秘密にも迫っているお話です。苦悩したけど、書いていて楽しかった!!


3.これからの「花かけ」

花かけは一章を終えて、これから第二章に入っていきます。二章でどういうことをしたいか、どんな展開か? そして全体的に、花かけ冬原がやりたいこと! ここでお話しします。

その1。個性の強い新キャラ登場!?

はい。新しい話があれば新キャラがいる!!(笑)
今まではユウ・朝香・明の三人で基本物語が進みましたが、二章ではメインと呼べるキャラが増えます。
名前だけ登場したカメラのあの子だったり……朝香のライバルポジ(?)だったり……そのパートナーだったり……?(小声)
花かけはさらに賑やかになっていきますよ~!!

その2。不穏展開!?

一章は花かけ全体の「起」のつもりで書いていました。次は「承」。段々と不穏展開もある、かも……!?

その3。本を作りたい!!

花かけの本を作りたい~~~~!!!!(惜しみない大声)
実は一章だけで、十万字近くあるんですよね。これ、本一冊作れるのでは!? というわけで、本作ります! 有言実行出来たらいいな!!📚
今のところ、『一章の内容全て+短編や書き下ろし』という形で作ろうかと思います。そして目標は11月の文フリ東京にて出店!!

気になる方はぜひ遊びに来てください!!(その前に作らなきゃ!)


以上、一章振り返りと今後の展望でした。
『花とかけはし鶯』、とても大好きな自創作になりつつあるので、これからも見守ってくださったら嬉しいです🌼
そして初見の方も、少しでも興味を持っていただけたらぜひ、よろしくお願いします!!📸
色んな媒体で載せていますのでね。最後にリンク先全てを紹介して終わりとしたいと思います。

ノベルアップ+で読む

小説家になろうで読む

カクヨムで読む(一話ずつまとまっています)


ありがとうございました🌼🕊


冬原水稀

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