【行政DX・産業】「これからの公務員の働き方」開催レポート。まちづくりは、人づくりから。
夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。積極的に「未来への投資」をし、20年、30年先の岡崎市も豊かで選ばれるまちへ、そんな未来をともにつくる。
ともにつくる岡崎市の未来!
私、ひるた浩一郎は、2024年2月15日(木)にフクギョウ公務員が主催する「公務員の新しい働き方」に登壇しました。
◯ 良い空間で、善き事例を共有する
今回の登壇内容について把握したい!!って方や内容について知りたい方はは、小川綾さんの師匠である山脇英明さんが描いてくれたグラレコをご参考ください。
今回、申込みとして90人近い方にお申し込みいただき、たくさんのご参加ありがとうございます。単に登壇者だけが語るのではなく、参加者も巻き込みながら事例を共有していけるとても良い空気感と場でした!ありがとうございます。
加古川市役所の栗林正司さんが、良い空気感をつくってくださっていました。対等と心理的安全性が担保された場は、やはり、良い。
参加者同士も様々な善き事例や取り組みを共有し、「自分のところではここがカベになっているんだけど…」「自分の自治体ではこうやって許可を得た」といった事例やノウハウをはじめ、考え方を共有していきました。
前例主義の自治体だからこそ、その体質を逆手に取って、善き前例をつくり、共有することで全国に広げていくことができると確信しています。
◯ 「人事課も迷っている」
地方公務員の場合は地方公務員法第38条によってフクギョウについて規定されています。
ざっっっっっくりいうと「任命権者(人事課…つまり、市長)の許可をとればOK」って書いてあります。その「許可基準」が自治体によって定められていなかったり、定めていても解釈の仕方がバラバラだったりして、自治体間において差が生じています。
例えば、有償で講演講師を依頼されたとします。
とある自治体は「平日でも「年次休暇(有給休暇)をとったらOK」
とある自治体は「平日だから「年次休暇(有給休暇)でもNG」
なぜか、というと明確な基準もなく、人事課としても「だって、そうだとおもうんだもん!」という回答しかないという話もありました。
人事課も杓子定規な規定をしたいわけではなく、これまで「やったことがない」「他の自治体がどう対応しているかわからない」ため、グレーを黒として認識している場合が多いようです。
◯ お金を稼ぐことは決して悪いことではない
これまで公務員がフクギョウをNGとしてきたのには、昭和・平成の頃に、我々の先輩たちが「癒着」「談合」をして、たくさんの社会通念上許されないことをしてきたからです。その反動で「民間企業となにかするなんて、なにかあったらどうするんだ!!」「公務員が活動すると癒着になる!談合の危険性が!!」といったことになっています。
一方で、公務員のフクギョウもどんどんと加速しています。国家公務員はフクギョウ推進ですし、地方自治体によっても「お金を稼ぐ」フクギョウもOKとなっています。
「お金を稼ぐこと」に罪悪感を持つ公務員も多いです。しかし、資本主義の現在、意識を持つことは公務員においても、行政運営においても重要です。
ただのボランティアというか、賃金のかからない労働力という捉え方をしていては発展はありません。また、「稼ぐまちづくり」が重要になっている現在。お金を稼ぐことの意識を持っておくことは市政運営においても重要です。
◯ 公務員の働き方とフクギョウ
これまで「なんで、『フクギョウ』とカタカナで表記しているんだろう?」と思いながら読んできた方もおられるかもしれません。
私は、副業・複業は使い分けていますし、使い分けたほうが良いと考えています。そのため、便宜的にカタカナで『フクギョウ』とします。
どちらが良い、悪いではありません。
私の場合は以下で使い分けています。
・副業は金銭報酬を目的としたもの(例:昼間はサラリーマンして、コンビニでバイトする)
・複業はスキルアップや生きがい報酬を目的としたもの(例:昼間はサラリーマンして、夜はNPO活動する)(金銭的報酬を受け取る場合も、受け取らない場合も両方ありえる)
公務員の場合は、このnoteでも簡単にまとめていますが「副業禁止」です。
◯ 少しずつ広がるフクギョウの取り組み
しかし、私も岡崎市役所の公務員の時に、人事課に許可を得て(つまり、任命権者である市長の許可を得て)金銭報酬を受け取って業務をしていました。「執筆・寄稿」や「講演講師」です。
康生通に空き店舗を借りた活動「ここやる」は、金銭報酬が発生しない取り組みであるため報告はしていますが許可を得る必要はないとして活動していました。このあたりはNPO法人二枚目の名刺さんにインタビューいただいたものがわかりやすいです。
公務員として、まちを知ること。まちのプロであることが重要です。フクギョウにおいても、少しずつOKとするまちも出てきています。
多様な働き方をすること、そして、「ソト」を知ることで本業に活かせるといったそんな事例がたくさん生まれています。こういったフクギョウ関係や働き方関係のところで、何度もnoteで書いていますが「リボルビングドア」の導入も合わせて実施することで、より「ソト」を知った方をつくっていけると確信しています。
◯ 自治体も民間も「ソト」を知る!
自治体職員に限らず、地元民間企業においてもQC活動促進をはじめもっと「ソト」を知るための活動を実施していくことで、オープンイノベーション促進につながり新しいビジネスの柱にもなります。フクギョウで人が離れていく、生産効率が下がるといった考え方ではなく、多様な働き方を認めることで売上と雇用をまもり、つくることができる。
「イノベーション100委員会事務局」として経産省がつくった資料『イノベーション 100 委員会レポート』にも、イノベーションの重要性が語られています。
さぁ、共創だ!
◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)
岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
過去か、未来か、どちらをあなたは選びますか。
市長が変われば、市役所が変わる。
市役所が変われば、まちが変わる。
まちが変われば、未来が変わる。
岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!
記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。