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【子育て】本音と想いを聴くミニ対話集会を開催。子育て世帯のリアルな声や違和感を伺いました

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」を目指して活動しています。自分の使いたいように、自由に使える時間があることが「しあわせ」につながると信じています、家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等。そうした時間を住民が毎日「+1時間」得られるまちをつくる。政治により生活を効率的に、豊かに楽しくすることで毎日1時間の余裕と自由を生み出すことを目指しています。

私、晝田 浩一郎(ひるた こういちろう)は、岡崎市竜泉寺町にて「ミニ対話集会」を開催しました。テーマは「子育て」で子育てをしていく上でのリアルな声や想いをはじめ、違和感を共有していただき意見を聴かせていただきました。定期的にこういう場を開催していきます!



様々な想いを聴く場

岡崎市で生まれ育った方、引っ越してきて岡崎市で子育てをしている方等に集まっていただきリアルな声をきかせてもらいました。

議論ではなく対話の場

ざっくばらんな会話の中から印象に残ったことを書いていきます。良いとか悪いとかではなく、そういう意見を持っている人たちがいるんだ!と気付きにもなりました。

以下はいろんな対話の中ででてきた話の概略です。

岡崎市は良いまちなんだけど…

・岡崎市は良いまちなんだけど、なんか、もうちょっと色々とできる気がする。
・もうちょっとなんかできる気がするけど。すごく潤沢に揃っているわけじゃないけど、まぁまぁ揃っている状態なので、満足しちゃっている部分もある。豊かだからこそ当たり前に受け入れてしまっているのかも。

入れば仲良くしてくれるけど、輪に入るまでのハードルがある

・岡崎市愛が強い方が多くて、ずっと岡崎市で住み続けているパパ・ママも多い。親自身もその学校に通っていた!という方も多い。積み上げてこられたコミュニティを強く感じてしまい、外からの転入者だと入っていくのにちょっと勇気がいる。
・コミュニティに入るとすごく仲良くしてくれるし、「なんでも言ってね!」と助け合おうっていう気持ちも強い。例えるならば、転校してきて出来上がった仲良しグループに入れてもらうのにハードルがあるようなことを大人になってからも感じる。
・「なんかあったら言ってね!」と言ってくれる方はたくさんいる。本当にありがたい。関係を築くまで聞くことに遠慮してしまう…。

「教育」に対する違和感

その学校だけ、その先生だけかもしれないけれども……
・小学校にあがったばかりの子どもたちが筆箱や鉛筆等で遊んでしまって先生の話を聞かないことを避けるために「手は背中」や「手は頭の後ろ」といった指導をしていることに強い違和感を抱いた。先生の話を聞くことは大事だけど、手を後ろにするとかは捕虜か奴隷かって子どもから話をきいて思ってしまった。
・体育や運動会等でも「立ちましょう」等の呼びかけではなく「立て!」と命令口調もあるらしく違和感がある。そんな体育会系というか主従関係のような印象であって自分自身はそんな感じではなかったのですごく驚いた。
・学校が「教育の場」というよりも「躾の場」になっている印象。

子どもの選択の自由と提供の自由

・子どもが「こうしたことをやりたい!」ことを思いっきりやらせてあげたい。子どものなかにはすごく将来こうしたいと想いを持っている子もいる。
・一方で「なにをしたらいいかわかんない」「どうなりたいかわからない」といった子たちもいる。そうした子たちに勉強に限らず様々な体験ができるような場と機会があってほしい。
・学校に行く選択肢やフリースクールに行く選択肢、両方あっても良いとおもう。「学校に行くことが正解」ってだけではないとおもう。

子どもを預けたいけど、預けられない。働きに出れない

・保育園/幼稚園に子どもを預けようとしたけど、ハードルがあった。「待機児童ゼロ」だと岡崎市言っているが、どこにでも自由に入れるわけではない。

・働きながら子育てをするが相当ハードルがある。日中子どもをどうしたらいいのか、と。祖父母や親戚等が近くにいたらいいのかもしれないが、そういうわけにもいかない。アメリカにいた時にコロナ禍で遠隔授業だったが赤ちゃんを抱えながら授業をしている先生がいた。働きながら子育てすることを許容することも重要なのかもとおもう。
・学校等の親に対するコミュニケーション手法も「専業主婦・専業主夫」がいる前提の仕組みになっている気がする。土日も働けというわけではないが、その時間にリアルで学校に来てって急に言われても……ということが何度かある。

私、ひるた浩一郎が考える現時点の学校についてお考え方は以下のnoteご参考に


ウチビトとソトビトの接点づくり

岡崎市は約38.5万人の方が住んでいます。岡崎市に引っ越してきた人たち…「転入数」は約1万4千人。入れ替わりや一度岡崎市だった人たちが市外に出てまた戻ってくるとかもあるとはおもいますが、毎年、人口の約3%程度が転入者。

市外移動(転入及び転出) 令和3年における転入者数は 14,296 人で、前年と比べ 393 人増加し、増加率は 2.83%と なりました。一方、転出者数は 14,926 人で前年から 307 人減少し、増加率は-2.02%となり ました。転入者数と転出者数の差から、令和3年は転出が転入を 630 人上回る転出超過とな りました。(第2表) 次に市外移動の状況を地域別にみると、転入・転出ともに半数以上が県内移動となってい ます。これを市町村別にみると、名古屋市、豊田市、安城市、西尾市、幸田町、豊橋市で多 く、これらの市町だけで県内転入の 62.34%(4,857 人)、県内転出の 61.99%(4,932 人) を占めています。また、これらの市町で転入超過となったのは、豊田市(251 人)、安城市(123 人)、豊橋市(86 人)で、逆に転出超過となったのは、名古屋市(335 人)、幸田町(57 人)、 西尾市(116 人)となっています。(第4表) 県外移動の状況を地域別にみると、転入は東海地方が最も多く、県外転入全体の 22.60% を占めています。転出では関東地方への転出が最も多く 26.90%を占めています。県別では 静岡県からの転入が最も多く(577 人)、東京都への転出が最も多い(712 人)という結果に なりました。(第3表)

岡崎市の人口令和4年版
岡崎市の人口令和4年版

転入者してきた人たちが約1,4万人もいる。こうした人たちを受け入れる体制や転入者たちが、もっともっと岡崎市の既存住民と接点を持ててコミュニケーションを図れる仕組みや施策がもっと機能すれば、住民同士の関係構築につながり、お互いに「たすけて!」って言い合える。協力しあえるまちになる。

心理的ハードルの要点

なかなか輪に入りづらいということで、以下のことが気持ちとしてあるとおもわれます。

【転入者側の視点】

・情報の不足
新しい土地に慣れるのに時間がかかるうえ、どのコミュニティが存在するのか、それらの活動内容や場所、時間などの詳しい情報がわからないハードル。

・コミュニケーションの不安
既に形成されたグループに入ることの不安や、言いにくいこと、または自分の考えや意見をうまく伝えられるかどうかの不安。

・過去の経験
以前の住んでいた場所でのコミュニティ参加経験が良くなかった場合、新しい場所での参加にも二の足を踏むことがある。

文化や価値観の違い
地域や国によっては、文化や価値観の違いからコミュニティ参加の際のルールやマナーが異なることが考えられ、それが不安要素となることがある。

【地元既存コミュニティ側の視点】

・新しいメンバーへの適応
既に形成されたグループに新しいメンバーが入ってくることで、グループ内のバランスが崩れることへの不安。

情報共有の必要性
新しいメンバーに過去の活動や内部のルールを伝える手間。

文化や価値観の違い
転入者が異文化の背景を持っている場合、その文化や価値観を理解し、尊重する必要がある。

既存メンバー間の連携
長い間一緒に活動をしてきたメンバー間には、特定の連携やコミュニケーションスタイルがあり、それを新しいメンバーに伝えることが難しいことがある。

つまり、心理的要因として、お互いに「なんかよくわからない」ことがある。転入者は地域の情報収集を積極的に行い、地元コミュニティ側は新しいメンバーを歓迎し、オープンな心で接する、それぞれの寄り添いがもっともっと必要なんだろうなと感じます。

いきなり全員じゃなくて、まずは1人と仲良くなる

行政として取り組みを進めていくために、お祭り、自治会や町内会等のボランティア活動といったこともあるんだろうなって感じました。

最初から町内の全員とつながることはできない。既存のたった1人とつながることができれば、その人を介してだんだんとコミュニケーションの輪が広がる。まずは、「1人、仲良い人がいる」状態をつくる。

お祭りの情報もそうですし、お祭りに行った時にも「最近、仲良くなってー! 引っ越してきたばかりなんですよーーー!」って紹介していってもらえる。そんな一歩目もある。

形式的にやるならば、例えば、以下のような方法もありそう。ただ、全体に対してというよりも「おせっかいおじさん」「おせっかいおばさん」といい意味で言われるような存在が重要なんだろうなとすごくミニ集会で対話しているなかで感じました。

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【情報提供プラットフォームの整備】
施策内容: 地域内のコミュニティやイベント、活動情報を一元的に集めたオンラインプラットフォームを設立・運営する。
効果指標: 新しいプラットフォームの訪問者数、新規登録コミュニティ数。
計測方法: ウェブアクセス解析ツールによるアクセス数やアクションの計測。

【新住民向けオリエンテーションの実施】
施策内容: 地域の特色やコミュニティの紹介、地域文化の理解を促すためのオリエンテーションを定期的に開催。
効果指標: 参加者数、参加後のコミュニティ参加率。
計測方法: イベント参加者リストとコミュニティ参加者リストの照会。

【コミュニティリーダー向けの研修会】
施策内容: コミュニティを運営するリーダー向けの研修会を実施し、新住民の受け入れやコミュニケーションの技法を学ぶ。
効果指標: 研修参加リーダー数、その後の新住民受け入れ率の増加。
計測方法: 研修の参加者リストと各コミュニティの新規参加者数の確認。

【地域交流イベントの開催】
施策内容: 地域全体での交流イベントを開催し、転入者と既存住民との交流を促進する。
効果指標: イベントの参加者数、転入者と既存住民の交流回数。
計測方法: イベントの参加者リストとアンケート調査。

【子育て支援サービスの拡充】
施策内容: 地域の子育て支援サービスや施設の情報をわかりやすく案内し、利用を促す。
効果指標: 支援サービスの利用者数、新規利用者の増加率。
計測方法: 各サービスの利用者リストと月次利用者数の確認。

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こうした対話の場を通して、様々なリアルなこまったことや声を聴いていきたいです。ともにまちをつくっていくことを、一緒になって考えたい。

今後もこうした場をつくっていきますのでご参加ください。やりたい!って方はいつでもお声がけください!

さぁ、共創だ!


サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!