【教育・DX】朝の忙しい時間にゆとりを!学校と保護者をつなぐ連絡アプリ-岐阜市教育委員会の改革-
夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる。
私、ひるた浩一郎は、デジタルを活用し、働き方改革や教育改革が促進されていくことを強く期待しています。岡崎市でも複式学級の学校もあります。こうしたところでは、デジタルを活用し学びと気づきをはじめ対話学習などが他校と遅れないようにすべきです。
規制改革委員会でも複式学級や学校のDX促進について河野太郎大臣、有識者と文科省の国家公務員が会議をしている様子が公開されています。
規制改革チャンネル「第2回 規制改革推進会議 働き方・人への投資 ワーキング・グループ(2023年11月20日(月)11:00-13:00)」
学校のDX促進の好事例!
岐阜市教育委員会が「学校と保護者をつなぐ 連絡アプリ」を導入し、成果をあげています。朝の忙しい時間に、「15分」のゆとりを生み出しています。
◯ 岐阜市教育委員会の取り組み
2022年6月、岐阜市教育委員会は市立小中学校で「連絡アプリ」を導入しました。このアプリは、保護者と教員間のコミュニケーションをデジタル化し、電話連絡による時間消費を削減することを目的としています。
15分のゆとりは時間とこころのゆとり
導入後の1年5ヶ月で、約47万2000件の朝の連絡と約640万枚分のお便りがアプリを通じて配布されました。この結果、朝の業務時間が平均15分削減され、教員は授業準備により集中できるようになったとのことです。
デジタル田園都市国家構想実現会議事務局のYoutubeにも掲載されています。イメージしやすいかと思うのでご覧ください。
ここから約1年間でどんな成果をあげてきたか。あらためてみていきましょう。
岐阜市が資料にまとめていましたので共有します。めちゃくちゃ良い取り組み成果があがっています。やはり、なによりも貴重な時間が短縮されていること。そして、ゆとりができていることがとてつもない成果です。
不登校のこどもがいる家庭にも好評
岐阜市で有識者を交えた懇談会での議事録では、この連絡アプリについて「不登校の子を持つ保護者から」の良い評価があるといったことが書かれています。
◯ 善き前例の横展開を
こうした岐阜市教育委員会での成果をあげていることを受けて、全国にこうした取り組みが広がっていくことを強く期待します。
しかし、2015年くらいからほとんどの人がスマートフォンを持つようになっったにも関わらず、なぜ進んでこなかったのでしょうか。
「紙には温かみがある!そんなこともわからないのか!!」
本当は名前まで出してどこの自治体の誰に言われたのか書きたいのですが、一応、全て伏せます。
私が岡崎市役所の公務員時代にCode for AICHIで「デジタル連絡帳」の取り組みをしようと某市役所の某教育委員会に話を伺いました。2018年前後だったとおもいます。
その時にお話を伺った教育委員会の方から言われたセリフはいまだに覚えています。「終わってんな……教育委員会……」と強く思ってしまいました。
「紙には紙の良さがあるんですよ! 温かみがあるんですよ!」
「デジタルデジタルって、紙のほうが良いんですよ。そんなこともわからないんですか?」
「あなたはそんなに学校にイヤな思い出があるんですか?」
このトーンで言われたことは今でもはっきりと覚えています。(なぜデジタル連絡帳や現在の取り組みの話をしているなかで、私が学校に対してイヤな思い出があるとかそういう話になるのか未だに謎)
ギガスクール構想やタブレット学習をはじめコロナ禍前だったので仕方ないのかもしれません。「変わりたくない」「変わることは悪いことだ」と考えていたのかもしれません。
しかし、岐阜市の教育委員会のように柔軟に取り組みを実施し、朝の忙しい時間に15分のゆとりを先生も保護者も得ているということはとても価値があることです。
◯ 紙の良さ、デジタルの良さ
教育界におけるデジタル化は、現代の学校教育において重要なトピックの一つです。しかし、「紙が最高」と考える教員も少なくなく、デジタル化への移行は一筋縄ではいかない側面もあります。
デジタル化への抵抗
しかし、全国的に見ると、「紙が最高」と考える教員も存在します。教員や教育委員会がデジタル技術に対して嫌悪感を示し、変化に抵抗を感じることがあります。
この嫌悪感の理由は多岐にわたりますが、主には慣習への固執、デジタル技術への不慣れさ、変化への不安、プライバシーとセキュリティの懸念、リソースとサポートの欠如が挙げられます。
どのようにしてこのような教員をデジタル化の流れに巻き込むことができるのでしょうか? そもそも変化が大きなこの時代、変化に対応していく人材育成を「変化を嫌がる人材」に教育できるとは私は到底思えません。
変化を怖がらず、変化を活かす。
・理解と共感を示す
教員の意見を尊重し、共感を示すことが重要です。彼らの懸念や不安を理解し、それに対応する方法を見つけることが必要です。
・教育効果と生徒の利益を中心に据える
デジタル化が生徒の学習にどのように役立つかを強調します。また、現代社会で求められるスキルを生徒が身につけることができるようにするためにも、デジタル化は不可欠です。
・段階的な導入とサポート
小規模な試みからスタートし、徐々にデジタルツールの使用を増やしていくことが肝心です。また、教員が新しい技術を学ぶための研修やサポートを提供することも重要です。
・良い結果の実証
他校の成功事例を共有し、デジタル化による具体的な成果を示します。今回の場合、岐阜市 教育委員会の取り組みはとても善い前例になっています。
・コミュニケーションとフィードバック
定期的にミーティングを開催し、意見交換の場を設けます。また、試みに対するフィードバックを収集し、改善に役立てます。
・モチベーションとポジティブな影響
デジタルツールがもたらすポジティブな影響について強調し、変化を受け入れることに対するインセンティブを提供します。
◯ 便利なもの(デジタル)で、時間をつくり、活かす!
デジタル化は教育分野においても避けて通れない道です。
伝統的な方法に固執する教員の存在も無視できません。彼らに対しては、理解と共感を持ちながら、段階的にデジタル化への移行を促していくことが重要です。
岐阜市の事例は、デジタル化が教育にもたらす多大な利益を示しています。このような成功事例を参考にしながら、全国の教育機関でデジタル化の波を広げていくことが、これからの教育の未来を形作る鍵となるでしょう。
貴重な時間をデジタルをはじめ、便利なものを活用する。時間をつくり、活かす。「しあわせな+1時間を」つくり、活かす。+1を生み出していく。
朝の15分でもゆとりができることで、先生も保護者も「しあわせな+1時間を」過ごすことにつながる。時間を無駄につかう「もったいない」をなくして、本当に自分たちがやりたいことがやれる時間を生み出す。「もったいない」を「もっとやりたい!」へ!
さぁ、共創だ!
◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)
岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!
記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。
サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!