2年で2回婚約破棄になった話 #01
これは、確定申告の話ではない。
男女の配偶関係の締結を意味する”結婚”にまつわり、婚姻の予約の解消(=婚約破棄)を、2年で2回経験したので、話を聞いてほしいのだ。
1回であれば、破談なんて、悲しく切ないラブストーリーにでも昇華できそうな事象を、2年で2回、それも2人とやっているのだ。1回であれば、悲劇のヒロインにでもなれそうなものだが、2回となると話は別だ。雲行きが怪しい。こうなってくるとどうやら、私はヒロインではなさそうだ。
「ラブロマンスを見ていると思っていましたが、落語を見ていたのですね。」と言われてしかるべき結果だ。
ちなみに相手は、去年に、会社の同僚と。今年、大学の先輩と。お察しのとおり、相手も手近すぎて性質が悪い。2回とも、周辺の複数人の関係者が発生してしまう。すなわち、結婚すると聞かされて「おめでとう」と発し、辞めましたと聞かされて「ええ!?」と発した複数人が存在するということだ。(これは、私の狭きコミュニティワークに原因がある。)
念のため端的に原因を明記しておくと、
初代旦那(仮)との破談理由は、先方の親の反対。(私の血統によるもの)
2代目旦那(仮)との破談理由は、旦那の心変わりによるものだ。
どちらもよくありそうな理由だ。注目したい問題は、ペースが速いことだ。2年に2回。これがこの謎解きの鍵だ。
1年はあっという間というが、1年に1回婚約→破談をしていては、人生に「巻きが入っている」としか思えない。それに、このペースで婚約→破談をしていては、「あなたは人生で、婚約と破談しかしていないのか?」と思われる方もいるだろう。
おかしいことに、私は1日8時間程度かそれ以上は働いているし、1か月半に1回美容室にもいくし、趣味の深夜ラジオを毎週聞くし、もちろん毎日ちゃんとお風呂にも入っている。
それでも1年に1回のペースで婚約し、破談できるのだから、何かについて「時間がないが、間に合うだろうか」と思っている人がいたら、安心して頑張ってほしい。かなり応援している。
念のため言っておくと、破談が趣味なわけではないし、破談による儲けは一切出ていない(むしろ複数回の引っ越しと複数の両親への挨拶であっちこっち行ったので負債を抱えている)ので結婚詐欺師ではない。ちゃんと両者の意志確認の上、本気で結婚しようとし、婚姻届を準備し、お互いの親に顔を刺し、生計についての協議を行うなど、結婚のための工程を経たうえで、破談になっている。
(いや、「結婚する」と言ってしないのだから、親や友人にとっては、私が本来のシンプルな結婚詐欺師とも言えなくはない。)
人生で複数回「婚姻届」を書くことがあっても、2年で2回書いて、2回とも提出されないことは珍しい。区役所側の立場に立ってみると、予備を含めて4枚の婚姻届を無駄に付与したのだ。住民票も2枚、発行し損している。
この件については、役所の人的リソース不足の中、無駄な作業を複数回にわたり発生させたことを心からおわび申し上げたい。
・・・
さあ、本題だ。
問題は、この話が、なかなか笑ってもらえないことだ。結構いいパンチラインが揃ってきていると思うのだが、どうしても、笑ってもらえないのだ。
可哀そうみたいだ。
こんなことがあったのに、笑ってもらえないなんて、”破談し損”ではないか。せこせこと忙しく心を躍動させ傷つき、言葉を研磨している甲斐性がないというものだ。
私を知らぬ人になら、言葉づらであれば、笑ってもらえるだろうかと、Noteに投稿してみている所存である。
ぜひ、命の諸先輩方に、あらゆる角度でフィードバックを頂きたいのだ。
人はみな、ごきげんに生きたいものだと認識している。私ももれなくその一人である。
2年に2回の破談はいい機会なので、そろそろ人生を見直したいと思う。”巻きに行ってる”人生を一度ここで書ききって、季刊誌『人生のトピックスの作り方』の発刊ペースを見直し、おだやかでごきげんなスローライフを始めたいのだ。
人生を巻いている人も巻いていない人も、一つの事例として参考にしていただければ幸いである。
★次回以降話したいことについてのラインナップ(案)★
・どうして破談に至ったか、その原因を内省し課題を明確化
・元素人芸人糞根性が抜けなくて命を全うに楽しめない話
・2年に2回の破談を経て、翌月から六本木のシェアハウスに住む話
・2年に2回の破談を経て、風俗嬢とのパラレルキャリアを始めた話
・2年に2回の破談を経て、アラサー目的なし語学留学を検討している話
以上のラインナップでお送りいたします。
昼間よる
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