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2-2 知ってるようで知らないビールの原料

CMとかで良く目にしますのでビールの原料と言えば「麦とホップと水!」と思われる方は多いでしょう。ただしコレ、必ずしも正しい表現ではありません。厳密に言うと、
1.麦芽(麦を発芽させたもの)
2.ホップ
3.水(醸造用水)
4.その他の原料(副原料)
の4種類となります。

麦と麦芽の違いだけでしょ?などと思わないでくださいね。🌾を発芽させて麦芽にしないとビール🍺はできないんです。写真は左が麦芽、右がホップです。

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麦芽にすることで麦のデンプンを糖に分解する酵素が生成されます。その後の酵母による発酵で、この糖がアルコールと炭酸に分解されます。ホップはビール特有の爽快な苦みを持たせるフレーバーとしての役割が大きいですが、殺菌作用や清澄せいちょう化する大事な役割も果たしてくれます。

水💧はミネラル分を示す硬度が重要です。ビールの味や色合いを左右します。日本は非常に軟水の地域が大半なので、金色に輝く淡い色のビールが作りやすい環境です。後述の(補足1)をご覧ください。

副原料は種類もいろいろたくさんあって、山椒🌿や野菜🍅かつお節🐟もその一つです(ウソじゃないです!)。酒税法で使用できる副原料の範囲と量が決められていて、これらを超えると発泡酒の扱いとなります。

(試験対策)ビールの原料の学び方

原料については、日本ビール検定の公式テキストを丸暗記してください🙇 ですので、ここでは詳しく述べません。公式テキストは原料について非常によくまとめられているので、これを丸暗記する以上の試験対策はないと思います。

そして次の3点を補足します。2つは水と酵母について(後述参照)。残りの1つは、副原料の暗記範囲は公式テキストには酒税法をまとめた別のセクションがあるので、こちらと合わせて丸暗記してください。この3点です。

(補足1)水についての補足

公式テキストには日本が抜けているので、公式テキストの表を元にして赤字を追記しました。国内だと木更津など一部地域で硬度が少し高めです。ドイツはほとんどの地域でやや硬水または硬水です。水は磨かれてミネラル分を調整された醸造用水となります。

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(表)代表的な水の硬度
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(補足2)酵母について

日本ビール検定において、酵母は原料に含めていないようです。製造工程のセクションに酵母は登場します。酵母は発酵することにより糖をアルコールと炭酸ガスに分解する役割を行う存在で、ビールに含まれる成分ではないためと思われます。酵母についても公式テキストを丸暗記でお願いします🙇

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ビールの原料については以上です。大まかにはご存じだと思いますが日本ビール検定に合格するには、これらの違いを正確に理解している必要があります。勉強、がんばってくださいね!

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