妻「別れましょう」俺「クリスマスイブやぞ!?」第七話
2020.12.26(土)
数日前のクリスマス会をなんとか終え、この日は俺、妻、義母の3人で話し合いが行われた。
結論から言うと、何も決まらない話し合いだった。
しかし、僕の今後の行動を決定づけるものになった。
開口1番
妻「19時に仕事の迎えがくるから」
毎週末、妻は夜のお店に出勤する。
水商売に絶対反対の義母は怒った。
義母「勝手な事ばっかり言って、許しませんからね!あんた、子供と旦那放ったらかして一体どんな仕事してんの?」
妻「お通しやフードを作ったり、準備や後片付けをする専門だよ。決してプレイヤーではない。
ご飯と弁当は作ってるんだし、別にいいじゃん。作れない日はお金渡すし。」
嘘。プレイヤーとしてバリバリやっている。
義母はその事を知っている。知っているけど聞いた。
嘘をつかれた時の義母の目はとても悲しそうだった。
義母「もうそんな仕事辞めなさい!慎ましくしなさい!」
正直、義母は古いタイプの人間だ。
しばらくは押し問答が続いたけど、妻が折れた。
妻「わかったよ!!辞めればいいんでしょ!今日辞めるから!!!お母さんが言うように、慎ましくご飯作ってりゃいいんでしょ?」
俺はこんな妻との離婚を一旦承諾した。
気が強く、俺に気持ちのない人間に罵倒されながら生きていけないと思ったからから。
反面、まだ子供が保育園児だし、家を建てたばかりでローンの心配ということもあり、現実的に離婚や別居は今じゃない。と思っていた。
妻「旦那は離婚に賛成してくれたよ。私は最初は別居を提案したの。でも旦那が、籍は抜いても別にここに皆で住もうって言ったの。」
これは本当。俺は一度そういう判断をした。
俺「でもすまない、それは撤回する。俺は混乱してた。」
妻「は?」
俺「揉めたくなかったから、カッコつけてスマートに別れる方がいいと思ったけどそれは間違いだった。きちんと話し合おう」
19時。時間切れになった。
義母「孫はしばらく私の家で預かります。あなた、今頭おかしいから心配で可哀想でならない。」
子供はしばらく義母の家に預けるのがいいと思った。
夫婦が毎日離婚について話す姿なんて、見せたくなかったから。
しかし妻は大反対した。
妻「子供だけは絶対に離さない。私から引き離して…これは誘拐だ!!私に辛い思いをさせて追い詰めるつもりだ!許さない!!」
もう、頭がおかしくなっているようだった。
結論としては子供は預けた。
妻は仕事へ行き、僕は新居に一人になった。
ため息をつき、ある場所へ電話した。
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対応時間外だった。
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