「胃ろうをひっこ抜いてくれ」と訴える患者さんの話
「先生へ、ハラの胃ろうのパイプをひっこぬいて下さい」
これは、とある入院患者さんが震える手で書かれた衝撃の告白です。
(患者さんから掲載の許可は得ておりますが、プライバシー保護のため設定は微妙に変えてあります)。
実はこの方、僕ととてもご縁のある方。
以前、僕がよく訪問診療でご自宅に伺っていた方です。
70代男性、若い頃から慢性の神経疾患があり体は不自由でしたが、それでもご自宅で一人暮らしをされていました。
障害はあっても頭脳明晰、漢方の大家で、著書も出されていま