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とってもイレギュラーな家内との旅行

僕ら夫婦は、国際結婚で長距離恋愛をしていた期間も長く、今また単身赴任で東京と台北に分かれて暮らしています。そのため、現地で落ち合うとか、現地で別れるとか、個別に単独で行動する旅行をしょっちゅうしています。
とても自由なスタイルで気に入っていますが、周りに夫婦でこんな風に旅行している人はあまり聞かないので、紹介してみます。

シンガポール/マレーシア

これは、結婚する前の台湾の輔仁大學語言中心留学時に行った旅行です。僕と留学生の韓国人同級生、李哲の2人で、授業の休みの期間に東南アジアへの旅行を計画しました。シンガポールに入り、そこからマレーシアの友達を訪ねるというものです。これに当時語言交換のパートナーだった家内が一緒に行くと言い出したので、3人で行くことになりました。
まず、シンガポールに行きそこで2泊、その後マレーシアに入りマラッカの友人を訪ねました。そこから、その友人たちとクアラルンプールまで一緒に向かいました。

その後、僕と韓国人の李哲は、滅多にない機会だからと、そこからタイのバンコクまで旅行を続けることにしたのです。クアラルンプールからペナン島経由の国際列車に乗り、タイに入る計画を立てました。
しかし、この時に一緒に来ていた家内は、大学の授業が始まるため、クアラルンプールからシンガポールまで1人で戻ることになりました。この時点で、僕と彼女はまだ付き合っている状態ではありませんでしたが、今考えると20歳そこそこの女子を1人でクアラルンプールに置き去りにし、男子2人で勝手に旅程を変えるというのは、とてもひどい仕打ちです。
救いだったのは、マレーシアにしろシンガポールにしろ閩南語/台湾語が通じ、彼女にとっては言語的には近しい国だったということですね。

僕と李哲は、そこから5日間のバンコクへの旅を続けました。

マラッカ旅行

奈良

これは、付き合い初めて後、僕は東京、彼女は台北の遠距離恋愛状態にあった時のことです。彼女が仕事で台湾のお客さんを連れて奈良に行くことになりました。仕事ではあるのだけれども、日曜日は奈良で観光になるというので、僕は日曜日の朝に東京から奈良まで出向きました。午前中移動、昼過ぎに合流して午後のツアーには同行しました。
翌日は朝一の列車で京都に移動、そこから新幹線に乗り9時の就業時間に間に合わせるという、強行スケジュールでした。彼女は翌月曜日に富山のメーカーにまで出向き、水曜日に台湾に戻りました。

デンマーク/イギリス

これは、結婚した後に家内がイギリス留学していた時のことです。GWのタイミングで僕が彼女の留学先のロンドンに行くことになりました。
デンマーク経由でイギリスに入り、ロンドンのホテルでランデヴー。まずはロンドンを家内に案内してもらい、特徴のある建物を見てまわりました。彼女のホームステイ先の家族のところにも遊びに行きました。
その後、家内は留学を終えてヨーロッパ旅行をスタートさせるというので、2人でデンマークに移動、コペンハーゲンで3泊の観光旅行をしました。
そこから家内はパリに向かうため、僕はコペンハーゲン駅で見送り。家内の留学中の荷物を預かり、日本に戻りました。家内はフランス、オランダの旅行を続け、2週間後に日本に戻りました。

デンマーク旅行

北京

佐藤総合計画に勤めていた頃、頻繁に北京への出張がありました。その際、家内を呼び寄せて一緒に過ごしたことがあります。冬の寒い時期のことでした。
昼間は僕は仕事があるので、家内は単独行動。夜は事務所の同僚に連れられて北京観光に出たり、彼らと一緒に食事をしたりして過ごしました。

台湾人が北京で過ごすので言葉の問題はなく、安心して彼女を1人に出来ました。

沖縄

これは、ぼくが台北に暮らし始めてからのことです。沖縄でのバケーションのために、家内は東京から、僕は台北から向かうことになりました。日本国内とは言っても、那覇に向かうフライトは台北からの方が圧倒的に近いです。僕が先に入りホテルにチェックイン、市内の観光をしてからあらためて那覇空港に迎えに行きました。
帰る時には2人で那覇空港に行き、家内を見送ってから僕は台北に戻りました。家に着くのはやはり僕の方が先でした。

那覇観光

香港/マカオ

これも、家内は東京から、僕は台北からの旅行でした。この場合も台北からの方が圧倒的に早く、僕はいったん香港のホテルにチェックインしてから、あらためて空港に家内を出迎えにいきました。
この時は、香港にもマカオにも友人がおり、彼らを訪ねて美味しい料理と観光を楽しむことができました。台湾人の家内には、華人系の友人がたくさんおり、行く先々で彼らのお世話になります。この時の旅行もそうでした。
帰りは香港の空港に一緒に行き、家内を見送ってから僕は台北に戻りました。

マカオ観光

タイ

タイ、バンコクへの旅行にも東京と台北からそれぞれに向かいました。この時はバンコク、ドンムアン空港内で待ち合わせ。やはり僕が先に入って、家内を出迎えることになりました。
バンコクで4泊5日の観光を終え、帰りはまた空港で別れました。

カナダ

今回、初めて新しいパターンの旅行をしました。東京と台北からカナダのバンクーバーに向かうのに、成田空港で合流するというものです。僕が成田経由、バンクーバー行きのフライトを、家内は成田からバンクーバーまでのフライトを個別に購入、座席を指定する際に同時に席を確認することで、成田ーバンクーバー間は一緒に座ることができます。

東京から南に向かう際は僕の方が有利ですが、台北から北に向かうので家内の方が利便性が高いですね。おかしかったのは、GW中のフライトだったので、僕の乗る飛行機の方が台北ー成田分余計に飛ぶのに、チケット代は10万円も安かったことです。摩訶不思議な航空券の販売システムです。

バンクーバー観光

これ以外にも一緒に移動する普通の旅行もたくさんしています。アメリカ西海岸/東海岸、グアム、ニュージーランド、それから日本と台湾の各地などです。特殊な例だけでこれだけあるということですね。
知り合って初めてのシンガポール/マレーシア旅行からこんな感じだったので、お互いに自由に行動できるという前提でスケジュールを組み立てることに不都合を感じません。それで、こんなスタイルの夫婦の旅行が多くなっています。

こんな風に旅行ばかりしているので、僕らの収入は、その多くを旅行に費やされているのは、間違いありません。

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