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明清交代人物録

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台湾に関わりを持つようになってから、言葉の勉強を兼ねて中国語による台湾の歴史の本を読むようになりました。その中で特に興味を持ったのは歴史家曹永和氏の著作です。17世紀の台湾の歴史…
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#オランダ東インド会社

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その十)

コイエットは最大限の努力をしてゼーランデイア城攻防戦に臨みましたが、衆寡敵せず鄭家軍に降…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その九)

コイエットがゼーランディア城に籠って9か月を耐え忍べたのは、この城の構造に理由があると考…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その七)

長崎からバタヴィアに戻ったコイエットは、すぐにタイオワンに副長官として派遣されます。彼も…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その三)

コイエットは、バタヴィアに戻った後すぐにタイオワン商館に副長官として派遣されます。これは…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(そのニ)

コイエットは、1947年から1948年にかけて一度目の長崎オランダ商館勤務につきました。この初め…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その一)

フレデリック・コイエットの家系は、そもそも南ネーデルラントから出ています。資料にはブラバ…

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その八)

フランソワ・カロン編の最後に、彼と少なからず共通点を持っている人物、フレデリック・コイエットと彼との関係について触れます。 日本の商館長と台湾の行政長官を歴任 まず、この2人の共通点の一つは、2人とも日本の商館長と台湾の行政長官を経てきているということです。カロン編その3で述べた様に、オランダ東インド会社の中では、この2つの商館は商品の販売先と調達元という相互補完的な関係にあり、バタヴィアの本部から見ると、東アジア担当グループといった位置づけになります。そして、日本の商館

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その七)

カロンは最晩年オランダ東インド会社を離れて、フランス東インド会社の設立に関わります。そし…

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その五)

フランソワ・カロンは日本に関する名著をものしています。日本語訳では「日本大王国志」と訳さ…

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その二)

平戸のオランダ商館というのは、ヨーロッパの最先端の商業活動ノウハウをもっていて、日本に設…

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その一)

仕事柄、複数の国或いは文化圏で、利害の調整のためにもがき続けた人物に興味があります。鄭芝…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その四)

ここで、僕がこの時代を捉えるにあたってマクロな視点で考えていることを書いてみます。それは…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その二)

「平戸」という地 『開啓臺灣第一人鄭芝龍』の第一章は「一件歷史公案」と題され、王直の事績…