仕事/経営管理/DX/月次決算早期化
月次決算の早期化。現在7営業日かかっている月次決算を5営業日にすると決めて、さて、どうしようかと始めたプロジェクト。労働時間でどうにかなるものではなく仕組みを整えて早期化を図る。
月次決算早期化の目的は3つ。
①分析をして施策を考える時間を確保する。
②月次決算をチェックする時間を確保する。
③経理メンバーの労働時間を短くする。
①は、現在の7営業日だと取締役会まで時間がなく、分析や施策を考える時間がない。取締役会を遅くするという考えはない。PDCAを早く回さないと手遅れになる。
②は、取締役会まで時間がなくチェックする時間がなく、後で見てみて間違いがあったり抜け漏れが発覚したりする。またその状態で監査法人にデータを渡し結果監査工数が増える。
③は、スムーズに月次決算が流れれば結果的に経理メンバーの労働時間が短縮できる。あるいは空いた時間で他のことができる。
これらを目的に月次決算の早期化を図る。
打ち手は3つ。
①給与の支払いタイミングをずらす。
②経費精算をシステム化する。
③原価計算をシステム化する。
①は、ベンチャーにあるあるの当月締め翌月払いを、当月締め当月払いに変えるもの。労務は月末月初に業務が偏る。給与計算に加え、勤怠締め、退職、入社、異動、給与改定、etc。当月締め当月払いにすることによって、残業などの計算は月央に落ち着いてできる。月次決算アングルでは経理に人件費を早く渡すことができる。経理は原価計算に早く取り掛かることができる。これで1.5営業日は短縮できる見込みだ。
②は、チームスピリットで行った経費精算を、手打ちでエクセルに転機している、という謎の業務フローを改善するものだ。今これに1営業日以上かかってるという。単純にチームスピリットからデータをダウンロードして会計ソフトに吸い上げるようにする。社員の入力が曖昧なところは正しく入力されるようにする。役員の入力をアシスタントに入力してもらう。これで1営業日は短縮される。
③は、エクセルで行なっている原価計算を会計ソフトで行うようにするものだ。代々エクセルが引き継がれ、もはや全体の解明ができない。エクセルは統制上もよろしくない。これをほぼシステム化することで0.5営業日は短縮できる。会計ソフトは勘定奉行なのだが、原価計算編にアップデートした。ここからロジックを組んでいく。
着任当初、頑張って短縮化してきてこれ以上できないと聞いた。いやいや、できるでしょ。ということで3ヶ月後には5営業日で締まる世界になっているはずだ。
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