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3人制バスケ・3x3を図解してみた vol.1 団体競技だけど個人ランキングあり

まず本題に入る前に

2021年に延期になった東京オリンピックで初じめて正式種目となった3人制バスケ・3x3(スリーエックススリー)。これまでにその名称を耳にした方も増えているようですが、まだまだ言われます

「3x3って、あれ、3on3(スリーオンスリー)でしょ !? 」

と。いや、そのアンサーも間違ってはいないです。取っ掛かりとしてはOKですし、同じバスケなので、なんとなくイメージをして頂けることは嬉しいです。ただ、取材している身であるからこそ、感じています”まだまだやり切れていない”と。ですから、

自戒を込めてnoteで連載をします

需要があるかはさておいて(笑)。ここでは、「ニッチなことを語る」という玄人にありがちなクセを最小限に留めて、3x3のあれこれを、1テーマにつきパワポのスライド”1枚”で語ってまいります。

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Photo by FIBA.com

3on3との違い

先ほどのアンサーに対して、シンプルにレスポンスをするなら、下記になります。

■全世界統一のルール
 →ある:3x3(スリーエックススリー)
 →ない:3on3(スリーオンスリー)

「肝心のルールは?」という方、ご安心ください。日本バスケットボール協会が作ったYouTubeをご覧ください。わかるハズです。

すみません、ようやく初回のテーマです

団体競技のバスケットボールで、個人ランキングがあり、世界ランキングに自分の名前が載る―― NBAやBリーグならあり得ないことですが、3人制バスケ・3x3(スリーエックススリー)なら

ありえます。

下記の手順で、肩書や実績など関係なく、「世界〇位」や「日本〇位」とランク付けされます。そして個人ランキングによって、国別の世界ランキングも決まります。

① 国際バスケットボール連盟のホームページで選手登録(費用:¥0)。
② 国際連盟に登録された大会へ出場。国内でたくさんやってます。
③ 大会のレベル、結果に応じてポイントを獲得。
④ 終了後しばらくしてランキングに反映。例えば男子はコレ


ランキングを上げるためには

3x3は個人ランキングが競技の根幹です。また別の機会に触れますが、プロテニスのATPツアーのような、3x3の海外ツアーに出場するチームの世界ランキングもこれによって決まります。ですから、上位を目指すためには、個々の技量やチーム力はもちろんのこと、よりレベルの高い大会に出場するための「戦略」や年間を通して3x3に取り組む「継続性」、さらには国全体の「選手層」という要素も必要になってきます。

次回はこの仕組みに基づき、男子の区別ランキングを紹介していきます。

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