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テリハハウス日記(2022-23第11回-1)

今回からは自分が行った会場に関する比較検討の回にしたいと思う。

自分が持っている比較のポイントは

  • 公共交通機関を使って行くことができるか、少なけれれば
    その他の手段をクラブが提供しているか?

  • 比較的安価な料金帯で座ることのできる椅子の質はどうなのか?

  • 試合の勝ち負けだけが楽しみにならないような工夫がなされているか?

この3点を、まずは福岡市総合体育館、ネーミングライツで
照葉積水ハウスアリーナについて話してみよう。

2022-2023全体像

公共交通機関を使って行くことができるか、少なけれれば
その他の手段をクラブが提供しているか?

この点についてはJRの博多駅隣の博多バスターミナル、
それも博多駅側の入口に近い乗り場から29番系統(下道経由)と
29番N系統(都市高速道路経由)が20~40分おきに出ている、
天神からだったら、地下街を北の端っこまで行って、突き当りの階段を
登り、右に出ると天神の郵便局、その前のバス停から21番B系統・
22番B系統・22番N系統・210と220系統(全部都市高速経由)が
これでもか、という時間帯で出ている。
23番系統はストレスが溜まるのであまりおすすめできない。

鉄道の場合だったら、博多駅の場合は鹿児島本線で3つ目の千早という駅で降りて、そこから1番系統のバスに乗る、それか歩いても60分。
天神からでも地下鉄で次の中洲川端駅で貝塚行きに乗り換えて
(天神からでも30分間隔で貝塚行きがあるけれど)貝塚から
西鉄貝塚線に乗り換えてこれもまた千早で降りる(以後繰り返し)。

帰りは試合が終わって、目の前のバス停に並んでいたら博多行き下道経由・
天神行き都市高速経由・千早駅行きが順番はどうであれかわりばんこに
やってくるから行き先を選んで乗ればいい。

元日に行われたA千葉戦では特別ダイヤのため、試合終了時に西鉄バスが
終わったので、救済措置としてチームが選手輸送用のチームバスを使って
千早までお客さんを送り届けた、とのこと。
ああ、これがプロなのよ。

比較的安価な料金帯で座ることのできる椅子の質は
どうなのか?

次は、椅子について話をしてみる。


コート周り長辺
コート周り短辺
1階部分椅子
2階部分椅子

箱自体の列編成はコート周り長辺・短辺ともに3列編成。
(アウェイベンチに近い短辺は2列)
(うち1列は長編・グループテーブル席4人組×4テーブルと
 短辺ソファ5セット)
そして1階スタンド6列、2階スタンド8列編成。
(2階スタンドベンチ向かい中央3ブロックは映像関係が入っているため
 2列カットの6列編成)

コート周りにミニテーブルを据える、テーブル席、ソファ席を作る、
なんともはや、大胆な使い方だ。
ここにテリハハウス初年度のようにコート周り席のチケットを
持っている人しか使えない入り口とラウンジ(飲食付き)、
そしてトイレがあれば最高なのだが。

1階スタンド、2階スタンドにカップ・ドリンクホルダーがないのは
原則、福岡県内の体育館は場内飲食禁止、という「建前」で
運営されているからつけようにもつけられないのだ(と理解した)。
もう一つ、福岡県内の体育館の「建前」で有名なのはシャワー室での
石鹸類の使用を禁止するというのもある(これは足元が悪い人が石鹸等で滑らないように、という配慮なのだが)。

1階、2階スタンドともにコトブキさんの新型椅子を採用しているので
ものすごく座りやすいし、疲れにくい(高くなった座高を考慮しているからだろうな)のはとても良い。
あと、久留米アリーナのようにベンチ向かい側長辺のスタンド内にも
トイレがあれば最高なのだが。

試合の勝ち負けだけが楽しみにならないような
工夫がなされているか?

B1に上がって、無理な経営が祟って、一時期は必要最低限の場内演出
しかなく、純粋に競技バスケットを見てくれ、という無骨さだったけれど、
今シーズンになって攻めの姿勢に転じてきた。

両短辺の1階、2階を仕切るガラス製のフェンスに最新型の薄型LEDリボンを
入れて、応援のタイミング出しやホームチームの選手出し入れ、
得点数、そして広告の類を出すようになってきた。

MCのあおりアナウンスや試合開始前の「博多ぶらぶら」をヒップホップ調にアレンジした応援練習の出囃子など、ところどころに独自性が出て
飽きさせないけれど、負けたときにわたしの中の感情が毒々しい状態で
席を立って(以下略。になってしまう、そこの毒抜きをスタンド内でできる
工夫ができたらもっといいのだが。

本当は天井吊りのプロジェクタースクリーンもLEDビジョンにして
いまコートで起こっていることを文字情報にして見せてくれたら
いいけれど、テリハハウスの長所である「試合への没入感の良さ」が
LEDの四面天井吊りビジョンによって損なわれるのかもしれないなぁと
考えるときもある。

場内の飲食売店で買った食べ物以外、たとえ共同でテリハハウスを運営しているセブンイレブンの館内店舗でもスタンドに持ち込めない窮屈さや
最寄り駅から歩くことが一仕事、という面もあるけれどあの「ハウス」と
いうみっちり感でバスケを見る、ということは癖になる。

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