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2/12~2/14鹿児島遠征

・・・鹿児島は街中で火薬の匂いがする。
そんな物騒なお話は脇においておこう。

アンダー15のBリーグとの関連で鹿児島対岡山は現地で見ておこうと
計画はしていたが、前シーズンは西原商会アリーナや県立体育センターと
いう鹿児島市内以外の開催ということでは行くことの障壁が
あまりにも高すぎる。

更にいうと、岡山戦、鹿児島市内開催で良かったのだが日程が
金曜土曜、土曜日曜ではなく祝日月曜と火曜という並び。
それなら会社の希望休制度をうまく組み立てて、ここに有給を入れて
日程を作った。

日程を作ったら今度は交通手段と宿の手配。
宿は当初法華クラブを手配していたが、日程の組み立て直しの中で
上手くいかなくて、久しぶりの阪急系、レム鹿児島連泊、
交通手段もこれまた久しぶりの高速バス。
SunQパスを買っておけば、会場までの交通手段まで確保できる。

宿泊費もこういうキャンペーンがあったから、通常ならば2泊で11400円だったものが1泊あたり3000円の助成+2000円の自己負担×2+1400円だから
実質5400円で宿が確保できた。

余った宿泊費を出発前日の佐賀対FE名古屋戦を見たあと、
佐賀市内で泊まって高速基山で鹿児島行きに乗り換える。
その前泊費に充てることができた。

ということで、日曜日佐賀へ生き、試合をこれまた窮屈な思いで見て、
御飯屋、飲み屋のたぐいは全部塞がっているから仕方なくケンタッキーへ
行って、お持ち帰りを買って食べて、ドロドロと眠れないまま
朝4時になり、支度して始発の福岡行き高速バスに乗り、高速基山で降りてコンビニでご飯を買い、食べながらバスを待ち、乗ってうだうだしていたら
もう鹿児島。

宿の近くでバスを降りて、まずは荷物を入れて天文館を
フラフラ散歩してから桜島のフェリー乗り場までバスに
乗って、桜島行きのフェリーに乗り、フェリーそばを食べる。
桜島につくと、桜島一周バスに乗って大まかな観光をして、
またフェリーに乗って市内に戻る。

フェリーに乗るまではあった薬を何処かでなくしやがる。

市内に戻って、宿に入り、部屋を作って西原商会アリーナに向かう。
天文館からバスに乗ったはいいけれど、鹿児島の裏の細道を
ぐるぐる行くものだからなにか戸惑う。

戸惑いながら場所に着き、流れるようにチケット引換で
ファンクラブ招待券を入場券に変えてもらう。
数百円追加で1階席はいかがですか、と言われたが
このあとなにか変な出費が発生するとしんどいから、
今回はいいやと中に入って2階席へ向かう。


遠いけれどこんなふうに見切れちゃう

会場の形状が真円形だから、真ん中に行くに従って
コートが遠く見える、そして真ん中らへん最上段は
バスケットリングが支障をきたして得点板の時計部分が見えない。
その見切れの保障として24秒計の上に試合の経過時間を上のカテゴリーでは
必須設備にしているのか、と納得する。

そして、薩摩焼酎のソーダ割りがよく売られているからか、
場内に不思議な匂いが充満している。
薩摩焼酎独特の癖のある匂い、とは言うけれどそのくくりをすると
なんか合わない、もう少し考えるとそうだ、これは火薬の匂いだ。

この火薬が選手の熱気によって爆ぜたからかもしれないが、
試合の雰囲気は高火力、カロリーの高い最高の試合。
ものすごく楽しかったけれど、帰り道が大変。
帰りの路線バスの終発が19時から20時のあいだ、仕方がないから天文館まで
歩いて帰ろうとするが、どこをどう行っているのかわけがわからない、
それでもなんとか天文館について、全国チェーンの居酒屋で
飲みながら食べている。
宿についてお風呂に入って、気を失い、正気に還るを繰り返していたら
もう朝だ。

朝起きて、ご飯を買いにいわくつきのモスバーガーを通り越して、
(例のもの、あの事件・事案でどうなるのだろう)
マクドナルドでホットケーキセットを買い、部屋で食べて、
少し部屋でゆっくりして鹿児島中央駅、地下の吹上庵で
あったかいおそばと冷たいおそばを食べて市内観光乗合バスに乗る。

鹿児島という街はほんと、重厚が過ぎる。
特に、天文館を過ぎて金生町の山形屋、裏に入って西郷像近くの
中央公民館、鶴丸城跡の門構えと博物館の設え、そして県民交流センターの建物の分厚さ、どれをとっても日本社会にはないものばかり。

一通り薩摩の凄みを感じて部屋に戻り、また試合へ行く。
今度は国道3号伊敷街道沿いのバスに乗り、少し歩いて場所につく。
へえっ、ここの立地、前は刑務所だったのか、石造りの門まで
保存してやがる。


塀の中から。

開場待ち中にそんな事を考えながら次の遠征につながるお話を偶然して、
時間が来て中に入り、今日は200円手出して1階席に座る。
なるほど、下が木の床だから段目のあるところは飲食禁止なんだ、
下手するとネズミが湧いたりゴキさんがやってくるからね。
何もかも全てがよく見えるからいいけれど。

試合のほうは前の日以上に火力全開、延長にもつれ込んで
伊敷街道ぞいを走る終バスに間に合わず。けれども道の
終わりがわかっているから歩いて帰るのも楽だ。

宿について、コンビニで買った飯を食べて、風呂に入り、
寝て、起きて、チェックアウトして、鹿児島中央駅まで出て、
コメダ珈琲でモーニングして、南国のバスターミナルで
予約より早いバスに振り替えて焼き餅を買い、福岡に帰り、
ららぽーとで新しいメガネを取りに行ってこの旅を終える。

働き方改革、ということが影響しているかもしれないが、
夜、何もわからない時間帯に安全に帰ることができる手段のない立地は
観客動員に苦労するかもしれない、そんなことを感じた。


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