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#6 マザーテレサボランティア



7ヶ国目 インドコルカタに上陸

マザーテレサが慈善活動をしていた場所としても有名で
今回ボランティアとして
お手伝いさせてもらう事になった       
活動内容は主にシスターのお手伝いをすること

3つの施設から自分の行きたい施設を選んで
ボランティア活動をする
 今回自分は障害をもった子供達がいる施設で
ボランティアをする事にした 


ここで欧米系旅行者の多さに驚いた

熱心なキリスト教信者の彼らは休みがあれば

ボランティアをしに来たり

1ヶ月以上の長期ボランティアをする人が
ほとんどだった

 バスやトゥクトゥクを乗り継いで
到着した僕らは施設に入って子供達と対面した
そこで僕は言葉を失った
子供達は薄暗い部屋の中で
テーブル付きのイスにロープで縛られて座っていたのだ
子供達の歳は3〜7才くらいまで様々で

自分が思っていたより症状がひどい様子だった

他のボランティア参加者達は慣れた様子で
子供達の頭を撫でたり、手を握ったりして
コミニケーションをとっていた
 初めての体験でしばらく躊躇してしまった自分がいたが     
すぐに子供達とコミニケーションをとろうと試みた
彼らはまったく喋る事も出来ないし

頭を撫でたり手を握っても無反応だったり

苦しそうな声をあげてる子までいた

正直甘く考えていた自分がいたのかもしれない

自分が子供達と遊ぶ事で子供達を楽しませる事が出来る。
そう考えていた
その空間が苦しくなってしまって
裏方のお手伝いにまわった
1つの施設にシスターが3、4人いて
子供達は10人以上いる            
ボランティア無しでは忙し過ぎて
活動出来ないのが現状らしい

それでも毎日数十人のボランティアが集まるのは
マザーテレサの人望と偉大さを感じる
シーツを洗濯したりベットを拭き掃除したり

役に立とうと色々手伝った

そして子供達の運動の時間

イスから降りて歩く練習をする

殆どの子供が自分で歩く事が出来ないから

手をとってよちよちと歩く練習をする
僕のパートナーは他の子供よりも足が弱く
補助器具を付けて歩く練習をした
 手を繋いで一歩一歩ぎこちない様子でも
力強く歩こうとしてるのが伝わった
 思わず頑張れっ!その調子!と声をかけていた

必死に歩こうとしているのが伝わって来て
俺は心動かされていた

運動の時間が終わって 頑張ったなー!って

ありったけの愛情を込めて頭をワシャワシャ撫でた
お昼ご飯の時間がやってきて

子供達にご飯をスプーンですくって食べさせた

ご飯はもちろんインド名物カレー
大人一人前分くらいのカレーを
バクバクたいらげてくれて凄い嬉しかった 

食器を洗ってお昼寝をした後には
皆んなで映画観賞会

子供達に混じって一緒に映画を見ていた

その時に1人盲目の子がいて
コミニケーションをとりにいった

その子の手を握った時に握り返してくれたんだけど
それが凄く力強かった

離そうにも離れないくらいに
ガッチリ手を握ってくれた
 きっとこの子は盲目で
人の事を見る事が出来なくて              
触れる事でしか人を感じる事が出来ないから
手を離したくないのかなって感じた
頭を撫でると笑顔をみせてくれた

それが凄い嬉しかった


こうしてボランティアでの1日は終了した
幼くして辛いおもいをしてる
子供達
初めは力になれないのかもと思った

子供を喜ばせたいなんてただのエゴかなって

子供達はそんな事望んでないかもって

でもシスターが笑顔でありがとうって言ってくれた

子供達の生きる手助けをする事が出来た
、少しでも笑ってくれた
それだけで十分だった

僕の行動で誰かの力になれる

その喜びを改めて感じた

子供達の必死に歩く姿

いっぱいご飯を食べる所

強く握りしめられた右手の感覚
1日1日を生きる大切さを肌で感じた
僕は彼らと違って必死じゃなくても
生きることは出来るかもしれない
でもそれは彼らに失礼じゃないか?
生きよう。彼らに負けないくらいっ‼︎

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