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ガチなノマド生活をしてみて学んだこと

はじめまして、井澤と申します。

アカウントだけ作って全然記事書いてなかったのですが、ちょうど良いタイミングなので投稿したいと思います。

今回の記事は居住地を転々とする形でのガチなノマドを始めた私井澤が、ノマド生活をしてわかったことのまとめと、ノマド生活を一旦辞めることについての記事です。本当は始めるときの記事も途中まで書いてたのですが、いつの間にか時間も過ぎてたので、今回の記事にまとめちゃおうと思います。

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巌流島は行けませんでした

ノマドってなんだっけ?

今回自分が書こうと思うのは、住む場所を転々とするノマドです。日本だと一般的にノマドと聞いて、カフェやコワーキングスペースでリモートワークをすることを思い浮かべる方が多いと思います。実際にコトバンクで調べてみました。

ノマド(nomad)は、英語で「遊牧民」の意味。近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着した。このような働き方をノマドワーキング、こうした働き方をする人をノマドワーカーなどと呼ぶ。

コトバンクより引用

日本だとこの文脈で使われることが多いですね。今度は元になっている英語を調べてみましょう。

: a member of a group of people who move from place to place instead of living in one place all the time

Merriam Websterより引用

1つの場所にずっと住む代わりに、住む場所を転々とする人もしくはグループのことを指すと言っています。

今回私がトライしたのは英語の方の意味の、住む場所を転々とするノマドです。これを今回「ガチのノマド生活」と呼んでみました。以降は便宜上ノマド生活で済ませます。

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自然豊かで温泉が豊富な湯布院

なぜノマド生活をはじめたのか

2013年からYahoo! JAPANで3年半Webエンジニアとして働いた後、ワーキングホリデーを行いカナダでフリーランスを経験、その後OpenWorkで新規事業のPMと人事マネジャーを担ってきました。

副業で起業したりなんかもして、なんでも体験主義者な自分ですが、生活面でやってみたいと思ったのがノマド生活でした。「好きなタイミングで好きな場所にいたい、旅するように暮らしてみたい」、そんな憧れが漠然とあり、今回仕事がフルリモートで出来るようになったタイミングで、借りていた家を引き払って、2021年3月から始めてみました。

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駅のワークスペースで働いてみたり

どこでどんなノマド生活をしたのか

今回取り組んだノマド生活は、旅がメインのバックパッカーのようなものではなく、行く先々でそれなりの拠点を作って、気が向いたら移動というものにしてみました。バックパッカーにも憧れますが、単なる旅行気分でなくローカル生活を住む感じで体験してみたかったのと、コロナ禍で大胆な移動も微妙かなと思ったので今回は控えました。そのため細かい引っ越しを繰り返し行ったとイメージをしていただければ分かりやすいかなと思います。メインではホテルと民泊を利用し、マンスリーマンションは今回利用しませんでした。

実は元々日本国外でノマド生活をと思っていたのですが、こんな状況もあり国内から始めてみました。

九州から始め、都市部やら温泉地やらを、短いときは2週間程度、長いときは1ヶ月強程度住み着いて移動していました。期間としては丸4ヶ月程度(7月末に終了予定)。長くはないですが、学びは多かったと思います。

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地方にいる友人に会いに行けるのはノマド生活の醍醐味

【わかったこと①】コスパが良い

自分は元々東京に暮らしだったので意外に感じてしまったのかもしれませんが、ノマド生活はコスパが良いです。一泊3,500円の宿の場合、1ヶ月で約105,000円の宿泊費用となりますが、ここに水道光熱費およびインターネット代金、その他諸々が含まれていると考えると普通にコスパが良いなと感じました。

ちなみに前提としている一泊3,500円ですが、素泊まりだと結構見つかります。最近は短期〜中期滞在に合わせたプランやサービスも生まれてきているので、どんどん探しやすくなってきています。

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airbnbがめっちゃ便利

【わかったこと②】本当にミニマムな自分を知れる

ノマド生活を始める際に色々と断捨離をしました。結構自分の中ですっきりしたかなと思っていたのですが、ノマド生活を始めてから様々な気付きがあり、生活をしていく中でも急速に最適化されていくことを実感しました。

例えば自分にとってファッションが本当にどうでもいいと気づけたのは新たな発見でした。ノマド生活をしていて最初に邪魔だと思ったのが服です。最終的には着るのが楽、動くのが楽、洗うのが楽、組み合わせを難しく考えなくていいシンプルな服だけ生き残りました。元々服に関心が高くないのはわかっていたのですが、自分にとっての服の要件が明確になったのは新しい発見でした。

逆に自分にとってピアノが大切だとも気づけました。音楽がどハマりしていた趣味だったかと言われるとそうでもなかったのですが、なんとノマド生活中に持ち運びできるピアノを買ってしまいました。どう考えても邪魔でしょって思われそうですが、自分にとってはファッショナブルな服より手元に置いておきたいと思ったのです。自分にとってピアノで音を鳴らす時間は大切なものだとわかりました。

このように自分の中で潜在的だったものが、明確になっていったのはノマド生活で得られたものとして大きいです。

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おっきな荷物だけど楽しいんだ

【わかったこと③】日本、どこもそんな変わらない

自分にとっては日本の中ならどこにいても大きくは変わらないことに気付きました。

いやいや各地に特色ある名産品、観光名所、歴史があるじゃないか!と思われるかもしれませんが、それは旅行で体験できます。今回ローカルを体験したい、その地域ならではの文化や生活に触れたい!と思っていたので「あぁ、日本はどこも変わらないな」と思ってしまいました。変わってくるとしたらご飯くらいだと思いますが、それでも米が主食で、日本人にとって間違いなく美味しいおかずがあることには変わりはありません。自分がかつてカナダ留学で衝撃を受けたときのような感動は日本にはありませんでした。考えてみると当たり前のことです。

ただこれは自分の生活の中で劇的な変化や、新たな発見を求めている自分の話だからこそで、深堀りに深堀りを重ねると地域ごとの個性はもちろんあると思いますし、だからそこの土地が大好き!って方もいるでしょう。これは一個人の感想として捉えてください。

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博多はほんとにとんこつラーメンだらけ

なぜノマド生活をやめるのか

上記でも触れてるのですが、「ミニマムな自分」を知り「日本はどこもそんな変わらない」ことを知ったことが大きいです。そして完全なノマド生活では落ち着かない自分もいました。

今は自分の固定の拠点が欲しいと思っています。ちゃんとしたピアノを買い、好きなように空間づくりをした、自分が楽しくていつでも落ち着ける空間が欲しくなったのです。そしてその拠点を中心に、気が向いたらノマド生活を行うというハイブリッドが自分にあっていそうだなと思いました。そして、次に行うなら海外を回りたいと考えています。気が向いたときに◯◯に3ヶ月行くかー、みたいなノマド生活をイメージしています。

また、今ノマド生活しても面白みが半減しているなとも単純に感じました。現地の生活に溶け込むにあたり、現地の人に会ったり、コミュニティや居酒屋にガンガン行ってみたいところだったのですが、コロナ禍で外出を自粛するとそんな機会は滅多に作れません。そこがもっと踏み込めると、土地ごとの個性に触れられてより楽しくなるんだろうなと思います。

今回のノマド生活をしたからこそ見えてきたものは多く、学びはとても大きかったです。是非これからの人生に活かし、よりおもしろおかしく、自分らしく生きていければと思います。

近いうちに別記事で将来、自身がノマド生活を再開するときに、そして実際にこの記事を読んでくださった皆様のお役に立てるように、ノマド生活をするにあたってのtipsをまとめておきます。是非参考にしてください。

これから

詳細は絶賛検討中ですが、はっきりしているのは自分が落ち着ける固定の拠点を持ちつつ、好きなときにノマド生活ができるようになること、です。これは金銭的な面でもかなり難儀な要件ですが、どうしたら実現できるか考えてみたいと思います。

また、ピアノを本気で始めてみようと思います。実はかなりの初級者なので、好きとわかった以上は先生をつけつつちゃんとやってみたいと思います。

総じて今回学んだことをこれからの人生に反映していけるように取り組んでいくつもりです。また何かアップデートがあったらnoteにまとめてみたいなと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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最後にお気に入りの大阪のお好み焼屋さん貼っておく

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