どんな時でも人は笑顔になれる👣

''どんな時でも人は笑顔になれる'' 渡辺和子さんの著書を読むました。一昨年、89歳で生涯を終え天国へ旅立ち、この本はこの世に残した最後の著書です。

●無駄な時間に価値がある
星の王子さまは地球上に何千本と植えられているバラの中に、自分の星に残してきたのと同じ花を見つけることができませんでした。そんな王子にキツネは ''君があのバラの花をたいせつに思うのは、そのために時間を使ったからだよ。"
面倒に思いながらお世話をし王子とバラの間に愛情を育てていました。お金にならない時間、得にならない時間、その意味では無駄と思える時間の中にしか愛情は育たないということです。
スピード至上、インスタントな世の中に、待つことの大切さ、無駄な時間の価値を説くこと自体、時代遅れと言われるかもしれない。
あるお坊さんに "急くことは、おまかせしていない証拠''と言われ耳が痛かったことがあるそうです。
速いばかりが能ではない。費やした時間には愛情が宿り、育っている。
何もかも思い通りに、思い通りのスピードで進んでいくという思い上がりを改めさせてくれます。

僕自身、焦らないと思っていても焦ってしまうところがあるので、自分のペースがあると気づかせてくれる言葉でした。

●人の使命とは自らが笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすること
花の人生。華やかな人生、大輪の花を咲かせたいと思うものです。渡辺和子さんはある詩を通して、花の人生ということから 一輪の花 として生きるということに変わったと仰っています。

神が置いてくださったところで咲きなさい。
仕方がないと諦めてでなく「咲く」のです。

咲くということは 周囲の人々に あなたの笑顔が
私は幸せなのだということを 示して生きるということなのです。
神が私をここに置いてくださった それはすばらしいことであり ありがたいとことだ とあなたのすべてが証明することなのです。

咲くということは 他の人の求めに喜んで応じ
自分にとって ありがたくない人にも
決して嫌な顔 退屈げな態度を
見せないで生きることなのです。✳︎一部省略

日当たりがいいところだったり、もっと風当たりが少ないところだったら、もっと広々としたところで咲くのが良いのかもしれません。それらを嘆くことがあってもいいと、そんな思いを抱いてもいいのだけれども、それのみに心を奪われて、みじめな思いで一生を過ごすのではなく、置かれたところで精一杯生きるということをこの詩のメッセージです。

僕らは生まれた時間や環境を選ぶことはできないです。その中でも自分である証明や使命を持って生きるか、ただ嘆いて生きるか、どちらを選ぶかは自由です。それぞれオンリーワンの人生を歩めるのです。
自分にしか咲かせられない花をどこに置かれても精一杯さかせましょう!

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