鬱の友達と心を通わせるには。

今回はTEDより"鬱の友達と心を通わせるには"
という動画をシェアします。

スピーカーはコメディアンのビル・バーナットです。
現代病呼ばれる"うつ病"。
実際になってみないとわからない部分もありますし、精神的な病はデリケートです。
ビルさん自身うつ病だったこともあり、その時の経験を生かしてうつ病の方との会話の仕方やしていいこと、してはいけないことなどスピーチしている動画です。

●世界で増え続けている病
WHOによると、鬱は世界中で体調不良や身体障害を引き起こす主な原因となっていて、3億5千万人に患っている。日本では躁鬱も含め患者は約506万人に達するといいます。
メディアなので取り上げられるようになり、受診する人も増えたこともあり増加傾向にある言われています。
珍しい病気ではないと認識できるのではないでしょうか。

●うつ病の人を避けてしまう「かもしれない」
鬱の人を避けてしまう、関わってしまった場合ものすごい責任が自分にのしかかると思っていませんか?
確かに最悪の場合、自殺してしまうかもしれません。しかし、鬱の人からしてみればいつも同じ様に接してほしいと願っているはずです。
実際に接する時、かける言葉がわからない。見つからないことが不安に思っているかもしれません。"何を言うか"はそんなに重要ではないです。怖がる必要はないです。
対等であり、同じ人間であるだけです。

●うつ病はうつる?
条件付きで可能性として有り得ます。
これはその人の環境や状況によって左右されます。
様々な大学の研究結果では、優秀な人ほど躁鬱の症状を抱えやすいと言われています。
家族や大切なパートナーがうつ病になってしまい、長く面倒を見ることに疲れてなってしまうケースも有り得ます。
メンタルが安定しないことはよくあることで、自分のせいにしていけません。

もし、接する機会があるのならば強いメンタル持ち導くことが大切です。

●うつの人との接し方

①うつの人と接するときに避けなければいけないことは、「そんなこと忘れて元気だせ」とと言う考え方です。
当たり前ですが、そんなことできれば病ではないです。
ビルさんはスピーチの中でこうおっしゃてました。
"僕らはうつを身体で感じています。僕らにとって身体的な苦痛なのです。医学的に例えるならば、骨折した人や癌の患者に「そんなこと忘れて元気だせ」と言ってるようなものです。"
これは当事者しか理解できない部分です。

②何としても治そうと思わないでください。
それがプレッシャーとなりえます。上から目線で偉そうにすることも避けてください。
常にあなたの味方であることを伝えることが重要です。
大切なのは、鬱の人自身に選択権を与えることだとビルさんは言います。
ビルさん自身の例ではこんなことがありました。
友人から連絡が来てこう言われたそうです。
"どうしているか知りたいんだけど毎日電話してもいい?毎日メールして週の終わりには電話するとか?どうするのがいいかな?"
ビルさんに許可を得ようとしてくれたのです。それが信頼できるものとなり連絡ができるようになったそうです。

ビルさん自身コメディアンなので、すごく明るく話が面白いスピーチでした。
自分自身、鬱になった友人もいることもありどう接するべきか色々悩んでいたので一つ方法を学べました。

https://www.ted.com/talks/bill_bernat_how_to_connect_with_depressed_friends/transcript?language=ja

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