大阪・太陽・突然の幸福感
嫌悪と不安で目覚めた
大阪の朝
体が重い
足が痛い
おそるおそる
カーテンを開けた
信じられない陽光
川面に光の粒が踊っている
ヤア寛也
調子ハドウ
ヨカッタリワルカッタリ
3:7なかんじかな
気まぐれな太陽の
リアクションはない
梅雨に入って
気圧がね
というけど
気圧がどんな影響を及ぼすのかよくはわからないから
水をグラス一杯飲んで
シャワーを浴び
髪を洗い
髭を剃り
部屋の温度を下げて
タンクタップに着替えて
詩を書く
窓に向かって
足を投げ出し
山下達郎と
竹内マリアを
交互にかける
中之島の
ひとときの
リゾート
3時間で太陽は
窓から消える
だから
高速道路は
無音の自動車
優雅な曲線を滑っていく
黄色いブイ
自転車
街路樹
朝の営みが始まる
ローマ風の建物
降り注ぐ
梅雨の合間の奇跡のような太陽
清潔と
光
風
ものは少なく
髪の毛を洗って
髭を剃って
裸足で
肩とスネはだして
太陽の光を浴びる
幸福感に
満ちる
それは
贈り物
おそらく
奈良の山
その向こうの伊勢の神様からの
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