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詩に溢れているのだから

世の中が詩に溢れているのを知った
詩人は誰の中にもいる
自分がつぶやいても
誰も聞いてはくれないと
諦めていた人たちが
SNSのおかげで
聞いてくれ
とまるで
津波のように押し寄せている
それは詩ではない

誰も言えないのだから
言葉はそのまま詩になる
というか言葉はそもそも詩なのであった
梁塵秘抄や万葉集
読み人知らずがたくさんある
令和の万葉集
良い悪いの判断は
一人称でやるしかない
まずは個人の判断を
次にそれに反する
考えを
続けていけば
あっという間に
現代が炙り出される
現代を知らずして
何が未来だ
現代を語らずして
何が文学だ

そうしたものは
やはり
天皇家中心に作るといい
天皇家はそもそも
そういう役割だったのだから

日本語を担っている
それは
日本そのものである
今こそ
日本中の言葉を
集めて
選んで
詩として
残すプロジェクトを始めるべきだ

日本語に
今こそ
光を
つぶやき 
ささやき 
叫び 
嬌声 
エール 
シュプレヒコール

集めて
まとめて
皆に読んでもらおう
今自分たちがどこにいるのか
確認し
話し合おう

そうしたことを
はじめたら

生きることに
少し
意味を感じることができるようになる



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