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サロマ戦記 暑いマラソン対策を主に

サロマの引力


サロマ100kmに、参戦してきた。
2年連続2回目だ。もうやりたくないと思ったはずなのに、また来てしまった。北海道の100kmの祭典。夏のはじまりを告げるレース。ウルトラマラソンのメッカ。不思議な引力がこのレースにはある。39回を迎えるこのレースは10回完走したランナーには「サロマブルー」の称号が与えられ、ゴール地点には足型が飾られ、アスリートビブス(ゼッケン)は水色になる。
そして20回完走したら「グランドブルー」となり、金色のアスリートビブスになる。
スピードはなくとも表彰される、実にいい仕組みである。
私はまだ2回。まだまだだ。

 暑さ対策

今年のサロマは35℃最高気温という暑さとの戦いだった。35°Cといえばほぼ体温。カンボジアのウルトラトレイルアンコールに匹敵する。
また、それだけ暑くなるのであれば、日差しがきついと予想される。この暑さと日差しの対策が必要だった。
結果的に10am頃がいちばん暑く31°Cくらいだったらしい。暑い100kmだった。
なかなか暑いレースだったけれど、熱中症にもならず、足が売り切れる70km途中までは快適に走ることが出来た。あれだけ暑かったけどペースを抑えたこともあってか足がつることもなかった。これから北海道は夏のマラソンシーズンが始まる。暑い中走ることも増えると思うので、私がした暑さ対策について、書いていこうと思う。少しでも参考になれば嬉しい。

(1)水あび

コースにはかなりの数のかぶり水を設置して貰っていた。対策としてはそのかぶり水にできる限り被る!というもの。
ひとつも飛ばさず全部かけたと思う。
とにかく体を熱くしない、体温を上げないということが大事と思う。体が濡れたら気化熱で体はサーっと冷えるので、20~30分は涼しい状態で走ることが出来る。

(2) 肌をできるだけ出さないこと

日焼けによる体へのダメージは実は結構大きい。
カンボジアで野球していた時、最初のうちは暑いので半袖でやっていたけれど、毎回日焼けでヒリヒリするので、長袖でプレイしたら全然疲れなかったという経験をした。
太陽光から肌をジリジリ焼かれるというのは実は結構スタミナに響く。
今回はタンクトップを着るのはやめて、白系の半袖にアームガードを着て走ることにした

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昨年ザムストのブースで試して使ってみたのが良かったアームカバー。
これやっぱり良かった。終わったあとに全然日焼けは痛くないし、暑さも感じない。水かぶって水も含むので全然暑くなかった。正直夏のアームカバーって、「日焼けしたくない女性ランナー向け」だと思っていたけど、日差しが強いときにはゆっくり目に走るランナー全てに必要なんじゃないかと感じた。10kmとかハーフとか2時間以内で走るならいらないかもしれないけど、
これからの季節晴天で北海道マラソンとかトレラン出る人はおすすめだと思う。


(3)これをすれば良かったと思う対策

これはやっぱり帽子だ。
前半のスタート〜56kmまではヘアバンドで走ったけど、結構頭が熱を持ってしまっていた。水を被っても保水してくれなかった。
大エイドから帽子をかぶったので幾分よかったけれど、最初から帽子、そして出来れば白系の帽子が良かったと思った。

こういうのね。あと、後ろにひらひらついているのも良さそう。競歩の選手が着ているような。でも首周りが痒くなりそうだから僕は多分買わないと思うw
白はなんかかっこいいのがないんだよな。おすすめ求む。

ネッククーラー

これは僕は使わなかったけど、友人が「めちゃくちゃ効果あったからおすすめ!」と言ってたのがこれ。濡らして首に巻けば首をひんやり冷やしてくれるネッククーラーだ。これは使ってみたいと思った。別に走るときじゃなくて暑い日に家でかけるとかでも良さそう。

シューズについて

これは暑さ対策ではないけど、100kmの対策。
シューズはアシックスMagic speedとsuper brastで悩んだけどやっぱりスーパーブラストにした。スピード出すならMagic speedでもいいけれどあんまり飛ばすつもりもなかったし、ノロノロ走って止まらずに100km楽しみたいというのが今年のコンセプトだったからだ。

走り心地は反発がそれなりにある上にクッションが効いていてジョグのスピードだとすごく気持ちがいい。ノヴァブラストが人気すぎて手に入らず、少し高めのスーパーブラストを買ったけど、これはほんと買ってよかった。
ジョグが楽しくなるスーパーシューズだと思う。試走とかできる機会があったらぜひ試して見て欲しい。

補食関係

いまはランニング前はできるだけ胃に入れず、糖新生の回路を鍛えるようにしているので、お腹がすいた感覚やハンガーノックになりそうな感じはほとんどなかった。なのでカロリーがあるものはほとんど摂らなくてすんだ。ジェルも持ち込まなかった。どこかのエイドで小さいあんぱんをひとつ食べたくらい。

それよりも気にしたのが電解質。バナナでカリウム、レモン、ポカリ、梅干しをできるだけ食べて足がつらないようにした。あ、バナナは結構食べたので腹持ちが良かったのかもしれない。
最後のエイドは僕はもうケツのほうだったはずだけど、食料がちゃんと残っていたのはありがたかった。
自分で運営する時もフードはあのくらい余裕を持って用意するようにしたい。

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この梅干し美味かった笑 この梅干しだった。小さいときによく買って食べべてた味。最近は結構甘い梅干しも多いけど、マラソンのときはこのくらい塩辛い方が助かる。塩分はたくさん摂ろう。

なかなか暑かったけど、足もつらず熱中症も避けられた今年のサロマ。
これから始まる夏の暑いレースに走るランナーにとって、参考になることがあれば嬉しい。

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