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現役海外サッカー選手の立場から考えるセカンドキャリア #マルタ2

近年海外でサッカーをする日本人が増えている。


それは最近で言うと古橋選手やオナイウ選手など
Jリーグの1部リーグからスカウトされてヨーロッパのクラブに引き抜かれる選手が増えたのはもちろんのこと、


高卒、大卒でjリーグを経由せずに海外プロクラブ、もしくは下部のセミプロやアマチュアからスタートする人がかなり増えてる。
(「ヨーロッパ サッカー 日本人」とかで検索してみてください)


僕の場合はビザの職業欄にフットボールプレイヤーって書いてます!
(ビザのIDカード貰った時ちょっと嬉しかった笑)

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ただ、夢のある職業だけどまだ誰にも夢を与えられるような選手ではないし、見ている人を感動させられもしてない。
生活も全くと言っていいほど裕福ではない。


それらがすべてできるようになって始めて本当のプロサッカー選手といえると思う。


選手としての目標はきっとみんなそう言ったところになってくるだろう。僕も例に漏れず。


でも有名な話でサッカー選手の寿命ってすごく短い。

平均で26歳。

もしくはそれ以下と言われている。


僕もこの先どれくらいサッカーやるか決めてないし、今シーズンで辞める可能性だってあるかもしれない。


それは怪我なのか気持ちが尽きたのか、
それはまだわからないけど、
続けたくても続けられない様々な要因があって、


サッカー以外の世界で、かつ日本で就職などのセカンドキャリアを過ごすのであれば、なおさら引退は若ければ若いほど有利だし、
公務員でも受験資格に年齢制限があったりするし、


専門スキル(ここでは自分の1番のスキル)がサッカーの僕は、就職する場合、一から社内で教育を受ける必要があるから、会社としても若い方が育成してのちに活躍してもらえる年数が長い方がコスパがいい。


そして日本には新卒採用という制度があってその大学卒業のタイミングでの就職がかなり有利で、
ここを逃すと難易度は跳ね上がるらしい。
(最近はそれが少しずつ変わってきているらしいけど、未だ新卒カードなんていわれるくらい重要度は高いみたい)


現に大学卒業後に渡航して、大卒一年目の1番可能性のある新卒を捨ててきているわけだからその焦りは正直ある。



さらに

「もう就職しただけでは安定して、子供にやりたいことを自由にさせてあげられるだけの収入を確保するのが難しい経済状況になってきているのかもしれない」

とか、

「#手取り13万円」

がトレンド入りしたりとか、


そう言った類ツイートが
その世界を見ていない自分をさらに焦らせる。


これだけじゃないけどね
なんかこーゆーのって最近多く見かけるようになった。
興味があることだからかな?


#手取り13万円で調べると
結構色々陰謀論みたいなのとかも出てきて面白いですよ

もちろん悲観的になってるわけではないですが、どっちにしろ最低限自分の能力は上げておかないといけないですよね。







話を戻しまして、
サッカーの世界以外でセカンドキャリアを過ごすなら、


サッカー選手を引退したその日から相手を置き去りにする一瞬のスピードも、たくさん練習したドリブルも、必要なくなるわけで。

だからこそ選手でいる間に何ができるか。



もちろん選手として突き抜けて一生分稼いでしまえば何の問題もない。

ある程度の知名度があれば、他にサッカーの仕事が舞い込んでくるだろうし、知名度があればあるほど引退後のキャリアは難しく無くなっていくだろう。


知名度があるということはそれだけ応援してくれる人も多いし、雇う側としても人をそれだけ惹きつけられる魅力を評価してくれるだろう。
SNSにおけるインフルエンサーも同じで注目度(フォロワー)が高ければ高いほどPRの力が高くなり広く広告が行き渡りやすい。




だから
僕の意見として、
サッカー選手が目指すべきところ

まずは

1.サッカーで突き抜けることを目標にすること。


さっきも書いた通り、サッカーで突き抜けることができればその後を考える必要も少なくなってくる。
また、たくさんのファンを味方につけることができればより豊かにセカンドキャリアを過ごせるし、それが武器にもなる。


その次に(ここからは一流を除いて)

2.サッカー以外の時間をどう過ごすか。


ここでは更なるパフォーマンスアップのためにトレーニングしたり次の日に疲労を残さないためのリカバリーをしたり、、、
そこにかける時間が長ければサッカー選手としてのパフォーマンスは上がるだろうし、より選手としての目標達成に近づけると思う。

ただ、どこまで妥協して他のことをするかも重要だと思ってて、サッカー選手でいられる年齢は一流を除いてそう長くはないから、自分が一流ではないと一定の年齢で自覚があるなら、どこかの段階で引退後のキャリアを考える必要があるだろう。

トレーニングやリカバリーにかける時間の割合を少し削って次のキャリアの学習を進めたり、自分と向き合う時間を作ったり、人と話して新たな可能性を発掘したり、SNSを積極的に行って知名度を高めたり、、、
色々な方法で次に向かうことができると思う。

3.どこでサッカー見切りをつけるか。



引退後のキャリアに不安を感じるタイミングがどこで訪れるか、それは人それぞれだけどサッカーをやめてからそれに気づいてしまったらスムーズに次の分野で成功を収めることは難しいだろう。

サッカーで1番を目指して、血の滲む努力をして、ライバルに競り勝ってきた選手たちなら、
他の分野でもそのベクトルを100%向けることさえできれば、
また成功できると僕は思ってる。



だから引退後のことから目を背けるのではなくまずは受け入れてどんな人生を歩むのか、一度じっくり考えてみることがまず第一歩なのではないだろうか。
きっと興味のある分野得意な分野が見つけられると思う。
そしてサッカー以外の使える時間をどう使うか、その行動がその後の人生を左右するだろう!



こんなこと書いてるけど
自分はまだそれ模索中だから自分に向けての気持ちの整理も込めて書いてて、何年か後にこれを振り返るのを楽しみにしてる部分はあります。

偉そうにしてますけど自分はまだその途中ということで、ムキになって怒りの矛先を向けないでくださいね。。。

チームとサインして3ヶ月でこんなこと書くなんて。
もっとサッカーに集中しろ、俺。

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