見出し画像

国立近代美術館/隈研吾展

国立近代美術館で開催されている隈研吾展…
大学サークルの先輩が、隈さんアーカイブをプロデュースしているのでチケットを貰いました。
実は・・展示会の内容はさておき・・建物にくぎ付けになりました!

画像4

画像5

美術館のエントランスホールは、
・余分な装飾はなく、構造体を活かしたデザイン
・柱は構造の応力なり(?)の最適形状・・まっすぐではない!
・デッキ型床スラブのままの天井
・天井を貼らずに色々なもの(照明、空調、防災設備、配管、)を露出
緊張感がありつつ、素敵なスペースでした!

天井を貼ると高さは低くなりますが、色々なものが隠せます。
スタンダードな手法・・
でも、現しにすると大変! 照明や空調・電気設備、防災設備、配管(!)まで、見えてしまうので、すべて考える必要があります。
意匠だけではない、構造・設備・電気まで含めたトータルなデザイン力が必要です!
昭和44年完成の谷口吉郎さんの設計です、初めてみました。
建築士としては恥ずかしいのですが(汗)

画像1

画像5

エントランス前に、スノーピーク社とコラボした「住箱」が置いてありました。
キャンプ好きのわたしにはたまりません!
しかしこの箱、テントでも住宅でもなく、牽引される車両だそうです。
 価格は440万円・・
 高い?安い? 
 耐用年数は?
使い方にもよりますが、
・牽引されるときには安全性が必要(道路を走るので)
・設置して「住宅のように」使うときも、長く使うにはベニヤの外壁は塗装(塗り替え)が必要、屋根やサッシの防水も・・
結局メンテナンスが必要で、お金がかかる。

個人で使うものではなく、キャンプ場がテント代わりに使う仮設的なもの? ではないかと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?