ライティングのコツ｜今週見つけた「要らない言葉たち」1

前回の記事「豆知識：リズムのよい文章を心がけよう」を書いていて、思いついたこの企画。本編とは別で（勝手に頼まれてもないけど）シリーズ化してみよかと。

今週、松本がライターさんから上がってきた文章を校閲したり、自分で書いたり、いろいろな文章見てて、「あ、この言葉、なくした方がいいな」と思った「要らない言葉」を紹介します。
もちろん、「松本なら、この言葉取ってスッキリさせるなー」ってだけですので、正解とかじゃないですけど、文字数制限のある文章書くときには便利かなー、なんて。皆さんが長文書くときのヒントになればいいなーと、思いつつメモしていきますね。

長期間ずっと走り続けるとしんどいですよね
↓
長期間走り続けるとしんどいですよね
ずっと走り続けるとしんどいですよね

「長時間」と「ずっと」の意味が重複。どっちかでいいんじゃね？と。

何かしら問題があるかも
↓
何か問題があるかも

たった二文字なんですけどね。この２、３文字の積み重ねが文字数オーバーにつながったり、回りくどさに繋がったりします。

ガンは基本的には遺伝しません。
↓
ガンは基本的に遺伝しません。

※「は」「には」が続いてたし、ひとつにしました。ついでに文章も簡潔に♪

…と、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか？
↓
…と、聞いたことはありませんか？
もしくは
…と、聞いたことがある人も多いのでは？
もしくは
…と、聞いたことがある人もいるのでは？

とにかく「ある」「いる」「ないか？」と…いろいろ続いてうるさいw
「赤あげて、白あげないで、赤下げない…」的に、どっちを効かれているのか迷います。

誰も助けてくれる人のいない環境での子育てを行わなくてはいけないなど、ワンオペ育児は大変な場合が多い
↓
誰も助けてくれない環境で子育てしなくてはいけないなど、ワンオペ育児は大変な場合が多い

誰も助けてくれる人のいない環境
→誰も助けてくれない環境

で、伝わりますよね。「誰」って文頭でいうてるので「人」は不要

子育てを行わなくては
→子育てしなくては

で、伝わります。

今週見つけたのはこんな感じ。

２、３文字だと侮るなかれ〜。スッキリ、簡潔な長文のコツ、また次回もお届けします〜。