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「他社との差別化を!」って、もうずっと、ずーーーーっと、言い続けられていることですよね。自社の強みは?弱みは?競合は?SWOT分析は?etc…。大事なことなんですけど、自分では自分のことをなかなかわかんないのと一緒で、自社のことって当事者だけでは、なかなかわかんないものです。以下あくまで個人的な経験ですが、私が差別化するときの注意点をまとめてみました。

最大の強みから考える、ということはしない

差別化するのには「強み」が必要です。でも「強み」だけで考えるのも危険かなーと思っていて。仮に、その企業の強みが現時点で「安価」だったとしても、それでずっと商売やっていきたいと社長本人(企業)が思っているのかは、別ですよね。(安さで勝負していきたい!ならそれでよし)。

また、いま強みだと思われる要素もおそらく一つだけじゃないはず。いくつか羅列して、俯瞰でみてみる。すると強みたちに共通点もあれば、全然かけ離れていたりして、「なんだこれどえらい無駄なリソースつかってんな、つか自分たちの強みっていろいろありすぎて、どこで勝負すればいいかわかんないね、、」って逆に迷走しちゃうこともあります。
しかもそれが「正しい強み」ならいいんですが、はたから見るとそうでもないよね、って現実に自分たちでは気づいてないケースも。たいして差別化にならない強みを延々眺めて、身内だけでウンウン唸ってるのって、なかなか切ない時間ですよね。

自分たちはどうありたいのか?から逆算する

結局自分も社長も、自分の描きたい未来に対してしか、やる気は起きないわけで。その未来の領域が狭かろうが広かろうが、んなものは個人の好きにしたら全然よいわ、と思っています。スケールでかい仕事がしたいならそうすればいいし、小さく儲けたいならそうすればいい。

もっと平たく言うと、「自分たちはどうありたいのか?」がはっきりしてればそれでいい。

こういうお客さんのために仕事したいんだよ、という気持ちから、
「じゃあそのお客さんにはなにが刺さるんだろね?」
「そのお客さんに提供できるものはなにがあるんだろね?」
そう考えたほうが、気持ちが楽になるし、強みのチョイスも的確になるし、強みのパワーも最大限に発揮できると思っています。逆にいうと、要らない強みはバッサリ捨てることもできる。

あくまでも上記は、「儲けることは大事だけど、金のために自分を殺せない派」の意見です。「無理くり強みをみい出せない派」の私です。そら違うわ!なら完全スルーして下さい。

そんな私を必要をしてくれて、そこに私が応えられるのなら応えたい。信者集めて詐欺のような真似はしたくないんです。

差別化とは、
自分たちがどうありたいのか、自分たちのお客様は誰なのか、
それを見出すことがすべて、というのが私の持論です。


守るために手放すこともある

私も私なりに未来を描いています。でもおそらく私の描いている未来はきっと小さい、というか狭いです。上場したいわけでも、有名になりたいわけでもない。
私と手のつながった人が(メンバーもお客様も)、ちゃんと思ったような未来を築けること、楽しい毎日を暮らせること、その箱(組織)を維持すること。それが私のありたい未来ですから。

もちろん抱えきれないものもあります。「ごめん、声かけてくれてありがとう」といって、適宜その人が、組織がいるべき場所へ手放すこともあります。抱えきれない量、人、企業を抱えることで、抱えておくべき量、人、企業が守れなくなることがあるから。

誰に対して私は役に立てるのか。これからもしっかり見据えて日々お仕事していきたいと思います。

ではまた

※会社公式サイトに、この差別化に関する制作事例書きました。よろしければぜひ。





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