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ド休日の過ごし方「映画を2本も観ちゃった」
朝10時半過ぎに起床し急いで準備。少しだけ遅くなってしまい、予定より1本遅いバスに乗ってかかりつけの医者へ。
受付の女性が「今日は空いてますよ~昨日おとといはすごい混んでたんですよ〜午前の患者さんが14時半くらいまでいっちゃって〜」とすごい話しかけてきて少し驚いたけど、私も誰もいない待合室が珍しいと思い「そうだったんですね、それはお昼休憩とか大変ですよね」と、ないコミュケーション能力の中で絞り出した会話がぎこちなくなっていないか心配していると「まじですまじですよ!」とくだけた返事がきて、なんだか少し気分が良くなった。
観たい映画が溜まっていて、この日は2本観た。なんとも休日らしくて心が小躍りする。
1本目は『落下の解剖学』。
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。
はじめは事故と思われたが、
次第にベストセラー作家である
妻サンドラに殺人容疑が向けられる。
現場に居合わせたのは、
視覚障がいのある11歳の息子だけ。
証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、
登場人物の数だけ<真実>が現れるが──。
話が進むにつれ、夫婦や家族の見えなかった部分が見えてくるシリアスな展開で緊張感があり思わず手に力が入ってしまった。
夫婦、人間、それぞれの価値観などの深いところへ入り込んみ解き明かされていくことで絶望を感じて心がズーンと重くなった。私にとって自分自信を見直すきっかけになるような映画だった。
お気に入りの登場人物は息子のダニエルと、愛犬スヌープ。心をグッと引き寄せるキーマン、素晴らしかった。特にスヌープ、公式ホームページを見ると「パルムドッグ賞を受賞した」と書いてあるので本当に演技をしていると知り驚いた。
フランス映画はあまり好かないので普段は観ない私も、観て良かったかもと視野を広げてくれた映画になった。
2本目は『明けまして、おめでたい人』
俳優 山脇辰哉は仕事も恋も上り調子だ。最近できた「彼女みたいな人」は元彼と縁を切るため帰省する。
そんな「彼女みたいな人」を送り出し、地元の友達と毎年恒例の桃鉄をしながら年を越す山脇。
その後は家族とおばあちゃん家へ。
いつも通りの年明け、いつも通りの初日の出。
「日の出最高!!」「42年は忘れない!!」
俳優 山脇辰哉の身に実際に起きた年末の出来事を書き起こした作品。
私が朝ドラ『らんまん』にて気になった俳優、山脇辰哉が企画・原案・脚本を務めた、自身の年末年始に実際に起きたお話。
「いつも通りの年明け」「いつも通りの初日の出」そんな幸せな年末年始に微笑ましさを感じたり、ふりかかる現実や様々な事情に直面してしまったり、20代前半にくる”あの感じ”が詰まっていた。観たらみんな山脇辰哉が好きになる。
あの頃の刹那的な時間になんとも言えない気持ちになり胸がギュッとなった。戻りたくはないけれどふと思い出してしまうあの時間。「今よりマシだな」と思えるくらいきっとみんな大人になっていくね。
買ったパンフレットをまだ読んでいないのでじっくり読むのも楽しみ。
久しぶりに映画館で2本も映画を観て心が満たされ、ぽっかぽか。
次の休日はなにをしようか。
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