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MacBookPro2017 FLEX GATEの問題


2016~2017年のMacBookProにはある欠陥がある
それは、本体とLCDパネルをつなぐフレキシブルケーブルが設計デザイン上のミス?により若干短い。そのためMacBookProを開くたびに引っ張られてやがて内部の配線が切れてバックライトが点かなくなる
ということで、10cmほど開いた状態ではLCDのバックライトは点灯するのだが、それよりも開くと真っ暗になってしまい、使い物にならない


Apple側も設計上のミスと認識し、2016年のMacBookProは無償修理プログラムが発令された。
しかし、2016モデルと全く同じ構造である2017年モデルには何故かそれが適用されなかった。実は2018年モデルも同じ作りになっているが、Appleは2018年モデルのフレキシブルケーブルは2mm延長されて対策を施してある。
ということで2017年モデルのオーナーは泣き寝入りするしかないようだ
その2017年モデルを友人から頂いた。もちろんFLEX GATEの症状がバッチリ出ているものである。
Youtubeを探すとこのFLEX GATEを修理する方法が沢山アップされている。
主にはMacBookProに付いているFLEXケーブルを切断し、新しいケーブルを継ぎ足すという方法である。
確かにFLEX GATEを修理すると、うまくいくとヤフオクやメルカリで売れるかもしれない。しかし私には他の目的があった。

会社では2019年のIntel iMac27"を使っているのだが、このキーボードとトラックパッドがとてつもなく使いにくい。昔からMacBookを使っているのでキーボードの感触も違うし、トラックパッドはキーボードの横に置くのでこれまたバカみたいに使いにくい。
2016年以降の機種同士であればキーボード共有がワイヤレスでできる。
つまり、PowerBookの液晶を外し、リモートキーボード専用機とすれば、理想的な環境が手に入る。
しかも、2017のMacBookProのキーボードは超ショートストロークの最悪と言われているキーボードだが、私はこのキーボードの感触が大好きである。

さて、MacBookProを開封してみる。


Youtubeを見ているとバックライトのフレキシブルケーブルの外側に目視できるほどの亀裂が入っているはずだ。もちろんその内部では銅配線が切れている。
しかし、この個体ではその亀裂が発見できない。


外観に亀裂がなくともバックライトが切れるので、このフレキシブルケーブルの内部の配線が何処かで切れているはずである。
配線の亀裂を探すために、LCDパネルを本体より切り離すことにする。まあ2016年〜モデルは2015年モデルと比べると格段に面倒くさい。外さなければならないネジが数十個ある。一番多いネジは人間の手で扱える限界に近いほどの小ささ>< 
ちょっと気合を入れてネジを外していく。このLCDを外すために必要なドライバーは4種類必要である。
やっとの思いでLCDを外した。


ケーブルの亀裂を探すが何処にも見つからない。見つからないと何処で切って繋ぐのかが判断つかないことになる。フレキシブルケーブルを途中で切って半田で繋ぐ作業は 、まあ面倒くさいので徒労に終わる事も考えられる。ということで当初の予定通りキーボードとして使うことにする。
こうなれば作業は簡単で、あとは蓋をしてネジを締めるだけである。

浮いているコネクターなどを処理してネジを締める。
さあ、ちゃんと動作するかHDMIケーブルで外付けのモニターに繋ぐ
電源ボタンを押すとジャーンという起動音が鳴る。これで一安心
と、思いきや アップルマークは出てくるがそこから全く進まない><
何回か再起動したが状況は変わらず。ひょっとしてこのモデルはLCD無しでは立ち上がらないのでは?という思いが頭をよぎる
もしやと思い、PRAMクリアを試みる
ひときわ大きな起動音が鳴り、無事立ち上がることを確認

こうしてMacBookProの下半身だけのキーボードの出来上がり


重量も非常に軽いし、多分バッテリーも液晶がないとかなり持つのでは?
会社のiMacに繋げる
やっぱりこのキーボードとトラックパッドは最強である
とても快適!
アップルさんはこのキーボード作って欲しいなあ。
MacBookの下半身型のキーボードorデスクトップ
Mac Miniより売れると思うけどなあ・・・

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