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不定期連載「エッセイストになりたくて」

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一生懸命生きてます。 そんな僕の心の声を文字に起こしてみました
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記事一覧

カレーライスルーティン

有名な話だが元メジャーリーガーのイチローは毎朝決まってカレーライスを食べていたらしい。 なぜなら、朝カレーは彼が大切にしている「ルーティン」の一つに入っていたからだ。 「ルーティン」。 日本語で訳すと「日課」となるが、ただの日課とは少しニュアンスが違う。 毎日同じことを繰り返すことで、昨日の自分との小さな違いに気づき軌道修正したり、大事な局面でリラックスできたりといろいろご利益があるのである。 ちなみに、一流のアスリートの中には独自のルーティンを持っている人が多いらし

やさしさの正体

「○○さんってやさしいね」というフレーズ、またはそれに似たフレーズを言われたことはないにしても、聞いたことのある人は多いと思う。 そして、「やさしい」と言われている人(もちろん自分自身も含めて)が「やさしい」という言葉をかけられていう現実には誰しもが納得することが出来るはずだ。 僕自身も他人からこの「やさしい」というフレーズを言われたことはある。そのときは、人の話をちゃんと聞いている、人とは争わないからと言われたので、自分で言うのもなんだがある程度納得したのである。 し

無計画な旅行の末路 in金沢

研究配属された大学生は研究で得られた結果を学会で発表する機会が年に数回設けられている。もちろん、学内で発表することもあるのだが、中には県外で発表することもある。 この県外での学会というものは、実は大学生にとって非常にうれしいものなのだ。なぜなら、ほとんど慰安旅行のようなものだからである。 自分が発表する時間はせいぜい30分程度。しかし、全国の学生が集まる大きな学会だと3~4日は開催される。つまり、自分の発表時間の30分を耐えればあとの時間は観光し放題なのだ。 さらに、交通

飲み会を断ることで素敵な世界を創る理論

前にも書いたことがあると思うが、僕は2次会が嫌いだ。 2次会が行われそうになる度にいつも悩ませられる。「今回はどのように帰ろうか」と。 僕は今まである2つの技を駆使して2次会へのお誘いをさばいてきた。その名も「フェードアウト」と「強行突破」だ。 1つ目の「フェードアウト」とは2次会に行く人と行かない人に分かれたとき、行くと言いつつも行かない人に紛れて帰るという成功率50%の技だ。 後日、後腐れがないように「はぐれた」「見失った」などの言い訳をすればまず問題はない。 2

僕はこうして飲み会に行かなくなった

世の中には、特に大学生くらいから飲み会というイベントが顔を出し始める。それは、打ち上げや歓迎会、ただ飲みたいからなど理由は様々だ。 もちろん、苦楽を共にした人たちや仲のいい人と飲みに行くのは楽しい。同じ経験や体験を経ていたり、趣味が似ているので話が弾むのだ。酒が入るとなおさらだ。 しかし、飲み会に関して昔から一つの疑問があった。 「人はなぜ2次会に行くのか」だ。 おそらく、僕にとってこの問題は数学でいうところのミレニアム問題に等しい。僕がどんな2次会でも行きたいと思え

「人狼殺」の本当の恐ろしさ

最近知った人気のスマホゲーム「人狼殺」がある。 人狼と言えばだれもが一回は耳にしたことがあるはずだ。簡単に説明すると、複数人の村人の中に紛れ込んでいる人狼を見つけ出し、村から人狼を追い出すゲームである。村人は1日に1人村から追い出し、人狼は1晩に1人村人を殺してくる。最後まで村人と人狼どちらが生き残れるかの頭脳戦なのである。  また、村人の中には人狼から村人を守る狩人、誰が人狼かがわかる占い師など役職を与えることで、このゲームをより一層を面白くしている。 僕が初めて友達と