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日本人コミュニティ

どうも。

ひろとです。

なんと留学終了まで3か月を切ってしまいました。実感もないし、帰りたくもないし...。ここまで本当にあっという間だったので、この3か月もめちゃくちゃ早く過ぎていくんだろうなあと。精進していきたいですね。

さて、今日は。

留学している人ならほとんどの人が考えるであろう「日本人コミュニティ」について話そうかなと思います。

「せっかく留学に留学に来てるんだから日本人ばっかに囲まれて過ごさないほうがいいよ。」

耳が痛くなるほど言われたし、SNSで見たし、留学初期は自分もそう思っていました。

でも、この留学を通して、

留学先で日本人と仲良くなるのめっちゃ大事やな!

って思うようになりました。留学したことがない人を含む世間が留学先での”日本人コミュニティ不要論”を推していて、議論として面白くないので、あえて僕は”日本人コミュニティ必要論”を推していこうかなと思います。笑

1.日本人コミュニティってどんな感じ?

そもそも、留学した人ならまだしも、留学していない人には、現地の日本人コミュニティがどんな感じかわからないのではないでしょうか。

まず、「日本人ってどんくらいいるねん!」って感じだと思います。

場所によると言ってしまえばそれまでですが、ド田舎じゃなければだいたい日本人は一定数いるようです。

ちなみに僕が交換留学している大学は知っているだけで20人弱くらいは日本人がいるんじゃないかなと思います。

じゃあそういう人とどうやって知り合うのか、という話ですが、これもいろいろあります。

最初のオリエンテーション(だいたい正規の留学生と一緒に行われる)とかでたまたま日本人と会う場合もあれば、アメリカでいうJapanese Student Organization (JSO) Japanese Student Association (JSA) などの学生団体のイベントに顔を出せば、確実に知り合えます。

そうなれば、もうあとは連絡先交換したり、その場で他の人を紹介されたり...。

僕個人としてはそんな感じでこれまで10人くらいの日本人と仲良くなっています。

こんな感じで日本人コミュニティは広がっていくんです。

2.JSO/JSA

ちなみに、ちょっと日本人学生団体の話をしようかなと。

こういう学生団体を聞くと、

「留学している日本人ばっかなのかな」

とか思いがちですが、実際はちょっと違います。

想像以上にいろんな人がいるんです。

もちろん僕みたいな交換留学生もいますが、それだけでなく、

・4年間びっしり留学している学生
・アメリカで育った日本人
・日本の大学から編入してきた学生
・もはや日本語の方が苦手だけど日本にルーツを持つ学生
・日本に興味がある現地の学生などなど...

めちゃくちゃ多様なバックグラウンドを持つ学生が、JSOやJSAには集まっています。

だからJSOのイベントに行ったとしても日本語しか使わないのは全くの嘘で、日本語が喋れない人なんかいっぱいいるし、日本に興味がある現地の学生と仲良くなれます。実は学校で友達を作るのはかなり難しいので、ここで友達になれれば、その後も確実に英語が使える機会も増やしていけるという絶好の場なんです。

そんな感じで少なくとも僕の大学のJSOは、イメージとして持たれやすい留学している日本人だけが常に溜まっているような団体ではないと思っているし、他の大学のJSOやJSAもそんな感じだと思います。

3.留学先で日本人と関わるメリット

さて、本題です。

なぜ僕が留学先での日本人コミュニティ必要論を説くか。

これにはいろんな理由があります。

まず、一つ目は、心の支えとして、日本人コミュニティは最も重要だと思うからです。

留学は自分が思っている以上の精神的、肉体的な負担がかかります。

慣れない環境、言葉の壁、ホームシック、勉強の負担などなど...

「それを耐えてこそ留学や!」と思う屈強な方は別にいいですが、そうではない人もいると思います。

僕も精神的に弱い部類に入る人間です。

最初アメリカに来たときはマジでここで生きていけるかわからないくらいでした。英語が完璧なわけでもないし、日本の大学で日常的に勉強してこなかった人間が、勉強で忙しいことで有名なアメリカの大学で精神的なダメージを負わないはずがありませんでした。

そういう時に支えになったのが、周りにいた正規の留学生の日本人の友人でした。

彼らは4年間ここにいるので、毎年来る交換留学生の苦労を見ています。そして、交換留学生も正規留学生も”留学生”であることに違いはありません。彼らも同じ悩みを乗り越えてきています。だから相談すれば、的確なアドバイスをくれるし、留学で一番重要なあらゆる”情報”も手に入ります。

だから、間違いなくここで出会った日本人の友人は自分にとって大きな存在でした。


二つ目の理由は、留学中の自分に刺激を与えてくれる存在になってくれているということです。

交換留学生にしろ、正規留学生にしろ、高いモチベーションで目的を持って留学に来ている人が多いのは言うまでもないでしょう。

少なからず僕の周りは、日本の大学を辞めて編入した人や、高校卒業後すぐに留学に来た人、社会人を経験してから留学に来た人など、様々な「覚悟」を持ってきた人が多くいます。

僕はこれは後にも先にも手に入れることが難しい本当に貴重な環境だと思っています。

何が良いのかというと、こういう人たちの話を聞いたり、頑張っている様子を見ると自分も刺激を受けるし、自分自身を見直すきっかけにもなるんです。

最近この大学に編入してきた友達は、日本ではなかなか学ぶことができないSports Industryをアメリカで勉強したいと思って、日本の大学を2年生の時に辞めたそう。そして、コミュニティカレッジというアメリカの短期大学みたいなところに2年行って英語を学び、晴れてこの大学のSports Industryの専攻に編入できたんです。

その話をする彼は目がキラキラしてるし、遠回りでも自分の進路を自分で切り開く姿はやっぱりかっこいい。

こんな友達がいて光栄だなと。

「日本人の友達づくりなんか日本でできるやん」

という主張は、留学先で作る友達は、たとえ日本人であっても、そこでしか作れない友達であり、日本ではできないという主張でひっくり返せると思っています。笑


他にもいろいろありますが、こんな感じで、日本人コミュニティを作るのはメリットが非常に大きいと僕は思っています。これを読んで、日本人コミュニティが実は必要なんじゃないかと思ってくれた方がいれば僕としては幸いです。

4.最後に

おそらく、日本人コミュニティ不要論を説く人々の多くの主張は、語学学習の弊害になるという一点張りかと思いますが、僕は日本人コミュニティを作ったとしてもそれほど関係ないと強く思います。

確かに、日本人と常に行動を共にしたりするのは、留学期間中にはもったいないかもしれません。

でも、結局そうであっても自分の意識で英語を使う機会は増やせるし、仮に英語が伸びなくてもそれは自分の責任でしかありません。

日本人と絡んで、英語が伸びなくて、環境のせいにするのは全くのナンセンス。

そういう点で、留学において日本人コミュニティが語学学習の邪魔になるという主張は論理が飛躍していて、結局のところ日本人コミュニティを持つにしろ持たないにしろ、留学の成果は自分の意識次第で変わるというのが僕の意見です。

留学が残り3か月に差し迫った自分自身に自戒を込めて今回はこの記事を書きました。

良かったらいいねを押してもらえると泣いて喜びます。

それでは。

ひろと

【第25回 学校では教えてくれない英語】

~別れ際の"Have a good one"

別れ際に"Have a good day."というのは皆さん存知の通りですが、"Have a good afternoon."や"Have a good night."などこれらのフレーズは時間によって使い分ける必要があります。それが面倒なのか、"Have a good one."がよく使われているんです。

ex) (会計にて)
店員)Do you need the receipt?
自分)Yes, please.
店員)Okay. Here you are. Have a good one.
自分)Thank you. You too.

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