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現実逃避的読書のススメ。その二

こんにちは。
せちがらい世の中を生き抜くために、たまには読書で現実逃避しましょうよ。という理念のもと始めたこのブログですが、1冊目からお金にまつわる超現実的な本をオススメしてしまうという失態をおかしてしまいました。

しかし、まだ半分しか紹介しきれてないので、今日もこの本の続きをご紹介していきます最後までお付き合いをよろしく。

【難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!】

前編では、おもに国債と株でお金を増やす方法について説明してきましたが、後編はお金の使い方を山崎先生に教えていただきます。

もくじ
①結局家は買った方がいいの?
②医療保険は必要?
③生命保険はどうなの?
④お金で1番大切なこと
⑤まとめ

結局家は買った方がいいの?

みなさん家は購入する派?それとも賃貸派でしょうか?もちろんそれぞれ価値観は違うので、どちらが正しいなんてことはないのですが、
そりゃ、毎月家賃を吸いとられるより家を買ったほうがいいよ、という方、怒らないでください。

先生によると、
1番ダメな思考パターンだね。自分のものになる、ということを過大評価しすぎ、君みたいなタイプは銀行の奴隷になるよ』

奴隷...。ヒドイ言われようですが、ちゃんと根拠があるんです。
まず、35年ローンで4000万の家を買ったら金利を含めて7000万くらい払うことになりますよね。

そして、数千万のローンの返済途中で死なれたら困るので生命保険に入らされる。銀行は死んででも返せと言ってるわけです。
これって完全に奴隷じゃん...

でも、そんなこと言っても夢のマイホームはやっぱり欲しいよという人も多いと思うんですよね。

先生は、家だって立派な資産。ほんとうに7000万も払う価値があるか考えて決めなきゃいけない。と、おっしゃっています。ここで住宅を購入したときのメリットとデメリットをみてみましょう。

メリット
*自分のものになる、という精神的効用
*家賃を払わずにすむ

デメリット
*ローンを組むため、銀行の儲け分だけ損する
*自分のものになっても価値が残りづらい
*維持費がかかる
*売ったり貸したらするのが面倒

本のなかではこういった点が挙げられています。
たしかに、銀行の儲け分や保険まで数千万も払わなきゃいけないことを考えちゃうと躊躇してしまいますね。

ですが、やはり自分の城を持つのは男の夢。
それでも家を買う人へのアドバイスとしては、

*なるべく早くローンを返済する!(笑)

*もしくは現金で買う!

結局これしかありません。
あと新築のマンションも広告費やモデルルームの費用が乗っかっているので割高。価格の3割は経費と店の利益なので、あなたが買った時点で3割引の価値しかないことも覚えておきましょう。

医療保険は必要?

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家のつぎに高い買いものといえば保険。
毎月2万の保険を40年払い続ければ1000万近くになります(驚)

本書では保険は『損な賭け』といっています。
つまり、病気になったら得をして、ならなかったら損するからです。とくに生命保険は死んだら勝ちなのでかなり悲しい賭けになります。

また、保険料の中にはとうぜん人件費や、詐欺コスト(!)も含まれています。つまり保険会社は、誰かが保険金詐欺をはたらいて、もっていかれる分までも最初から料金に含めているのだそうです。
ちょっと驚きますよね。

ふつう保険の内容は開示されないので、はっきりわかりませんが、半分近くは保障以外で使われているようです。半分もっていかれるなんて、まるで宝くじみたいですよね。別名『負の宝くじ』と呼ばれているみたいですね。

でもやっぱり、もし病気になったら...ってどうしても考えてしまうんですが、それでも保険は入らないほうがいいといいます。それは医療費を国が負担してくれる
高額療養費制度があるため。

保険料の半分は医療費以外につかわれているので、保険に入ったと思って貯金に回したほうが
保険会社にとられるはずだった分まで貯金していることになり、はるかに合理的になるそう。

生命保険はどうなの?

生命保険はどうなんでしょうか。さきほどもちょっと書いたように、生命保険は死んだら勝ちという損な賭け。しかし家族をもつ人は自分に何かあったときのためにお金を残したいでしょう。

そんな人は、ネットの保険会社で子供が自立するまでの間、『残される家族』×『1000万』を基準に死亡保障のみのシンプルな掛け捨て型の保険がおすすめのようですね。

1000万じゃ少ないと思う人もいるかもしれませんが、遺族年金制度などもあるし、保険料を安く抑えた分を貯蓄にまわして、早く資産を増やす。
万一のときはそこから使うほうがいいようですね。

お金で1番大切なこと

駆け足で本の内容をみてきましたが、この本のさいごにとても大切なことが書いてありました。
お金を運用する上で1番大切なことを聞かれた先生はこう答えます。

『ちゃんと働くことだね』

ちょっと以外な答えですよね。
でもしっかり理由があって、これまで見てきた資産運用や節約方法なども大切だけど、自分自身に投資するのが1番手っ取り早くお金をかせぐ方法なんです。

とくに若いひとは長く働けるから、自分という大きな資本を持っている。この資本を大きくするのが安全で効率的な投資になるんです。

これからの時代は一つの会社にしがみ付くのは危険。この先日本の景気がわるくなったとしても、
どんな状況になっても働く術を持っていることは最強の保険になるとおっしゃっています。

まとめ

さすが、納得のしめくくりでしたね。
ここには書き切れなかったものも含めて資産運用の方法はまだまだありますが、自分自身のスキルアップが1番の投資。

このことばを心に刻み日々がんばらなきゃいかんですね。人生100年時代なんていわれてますから、
歳は関係なく、いまから勉強していきましょう。

よかったら是非この本を手にとってご覧になってみてくださいね。最後まで読んでくださってありがとうございました!










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