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畦豆(あぜまめ)って?

母から聞いた話しですが、昔は田んぼの畦道に豆を植えていたと。なんで?って思いますよね

理由の一つは、まだ年貢を殿様に納めていた時代、とうぜん田畑で出来た作物を納めるわけですが、畦道には年貢が掛からなかったらしく、そのスキを突いて痩せた土地にも育つ豆類を植えたという説。

もう一つは、豆類が植物が育つのに必要な窒素を溜め込む力を持っていることに関係があるかもしれません。

窒素は空気中の8割を占めている成分であり
植物の三大栄養素の1つですが、そのままでは植物は体に取り込むとこはできません。

なんらかの力を借りて、窒素酸化物に変化させなければならないんですが、なんと豆類は
根粒菌という菌に感染することによりこの力を得ているんです。

これにより豆類は窒素を溜め込み成長に利用しているそうなんです。
で、一説によるとこの窒素が土中に溶け出し稲の成長を促すとも言われています。

豆類が窒素を1番多く溜める時期は、稲が出穂する時期と重なり窒素を1番必要とするタイミングですので、辻褄が合うわけですよね。

ですが、溜めた窒素は豆類が自分で利用するだけだという話もあるので、実際のところはやはり植えてみないとわからんですね。

という事で畦豆、今年植えてみます。
続報をお待ち下さい。

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