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【日記】怪獣図鑑と扇風機


 こんばんは。中山翼飛です。

 日記と銘打っておきながら昨日の話題で恐縮ですが、昨日は移動日でした。

 来月の2日に大学近くのアパートへ引っ越す予定なんですが、その前にいったん大学のほぼ隣県にある祖母の家に滞在しようという魂胆です。

 引っ越し準備のせいでここ数日はnoteの投稿ができず、カニ食いさんの話もまだ書けていません。今年の創作大賞(開催未定)の練習として書いているはずなのに、こんな調子では創作大賞(開催未定)が始まってしまいます(開催未定)。

 学生の一人暮らしで荷物も少ないので、母のN-BOXに持っていく全てを積み込んで行くことにしました。

 三月末の引っ越し業者は年末年始のカラオケと同じで、サービス内容は何も変わらないのに値段だけつり上げるとかいう非人道的な所業を平気でやってきます。いや、カラオケはみんなが休みたい年末年始でも営業しているので、引っ越し業者の方が悪質です。そんな連中は頼れません。

 衣類ケースとテレビと本と布団と椅子とその他諸々を後部座席を倒したN-BOXに載せるとジャストサイズで、これ以上入る余地がありませんでした。おまけに、天井ギリギリまで詰め込んだのでリアミラーが使い物にならなくなりました。

 高速道路でパトカーと遭遇する度にリアミラーが機能不全になったことで取り締まられないかビクビクしましたね。そういう法律があるのかは知りませんが。

 4km進むのに80分かかるとかいう絶望的な事故渋滞を回避するために迂回した先で8km進むのに70分かかる事故渋滞に巻き込まれるなどしましたが、警察のお世話になることなく祖母の家に辿り着けたので良かったです。

 生活に必要なものは全てギチギチに詰め込めました。しかし、諦めざるを得なかったものもあります。

 大抵の人は引っ越しに際して新居に持っていくものを選別し、持っていけないものは置いていくなり処分するなりすることでしょう。思い出の品とか引っ越してもすぐには必要無いものとか。

 私の場合は、それらが怪獣図鑑と扇風機でした。

 扇風機はすぐに使わないという理由で置いていったんですが、怪獣図鑑は完全に思い出の品枠ですね。

 この怪獣図鑑はDeAGOSTINIから発行された大人向けのガチのやつで、『ウルトラQ』から当時最新作だった『劇場版ウルトラマンゼロ ベリアル銀河帝国』までの全怪獣を身体情報からカタログスペック、劇中での活躍と最期、登場話数、さらには足跡まで網羅した分厚い図鑑となっています。なんと全7巻。

 六歳になるかならないかという私にこれを与えた両親はかなり挑戦的な買い物をしたと今でも思いますが、当時の私は多くの漢字を含んだ小さい文字でびっしりと書かれたこの図鑑を毎日毎日読み漁っていました。

 しかも、怪獣だけでなくウルトラマン達やジェットビートルやウルトラホーク1号をはじめとした各種メカ類の図鑑に、劇場版を含めたシリーズ全作品全話のあらすじが書かれたエピソードガイドと、撮影や制作での裏話が載っているトピックインフォメーションも一緒に購入してくれたので、本当にどれだけ読んでも毎ページ新しい情報が入ってきます。

 繰り返しになりますが、当時の私は未就学児です。それでも何とかしてこの大人向けガチ怪獣図鑑を読もうとしました。

 その結果、小学校入学時にはほとんどの常用漢字は読めるようになりましたし、語彙も他の小学一年生よりは豊かになりましたし、長文を読むことにも書くことにも抵抗がありませんでした。

 つまり、現在の中山翼飛の基礎部分を形成したのが、DeAGOSTINIの怪獣図鑑だった訳ですね。

 もちろん、ウルトラシリーズの知識は確実に強固なものになりました。ラルゲユウスとかゴーガとかトドラとかのQ怪獣はむしろ有名ですが、この図鑑が無かったら私はビラ星人だのシュガロンだのバットバアロンだのといった本物のマイナー勢を一生知らなかったと思います。

 皆さんはなぜウルトラセブンがウルトラマンセブンではなくウルトラセブンなのか知っていますか?知らない方は気になりすぎて眠れない夜を過ごしながら生きてください。

 何はともあれ(無敵の話題転換詞)、N-BOXにはこれ以上荷物が入りきらないので、怪獣図鑑は諦めました。

 正直、当時の円谷は虫の息だったのでDeAGOSTINIもシリーズ終幕のつもりであの図鑑を発行したのだと思います。ところがどっこい、坂本浩一とかいう救世主を監督に迎えたウルトラマンゼロの映画で何とか1クールだけ新作テレビシリーズが作れるぐらいに盛り返し、無印『ウルトラマンギンガ』以降11年連続でテレビシリーズが作られ続けた今、当然あの図鑑は型落ちとなってしまいました。

 それでもやはり思い入れがありましたから、何とか持っていきたかったですね。残念です。

 noteというプラットホームでは特オタはマイノリティかつ隔離された存在なので、これまであまりウルトラシリーズの話をしてきませんでした。ですが、やっぱりちょっとずつ語っていこうかなと思ったり思わなかったりしています。

 これだけは言わせてほしいんですが、『ウルトラマンティガ』の主演は元V6の長野博さんです。次回作であり続編である『ウルトラマンダイナ』の主演がつるの剛士さん。勘違いすんなよお前ら。

 何か今日はフィーリング型日記っぽくなってしまいましたね。フィーリング型に憧れていたので嬉しいんですけど、まだまだ完全ではありません。

 一応、念のため、万に一つですが、フィーリング型日記について知らない方がいらっしゃるかもしれないので説明しておきますね。

 その日感じたことや考えたことをメインに書く日記がフィーリング型で、その日あった出来事を中心に書く日記がエピソード型、出来事から思索を広げていくのがハイブリッド型です。提唱者は私。

 最後にフィーリング型っぽく締めて終わろうと思います。

 皆さん今週の『呪術廻戦』読みましたか?やばすぎませんか?ヒキが強すぎませんか?

 渋谷事変の東堂、桜島編の直哉、バカサバイバー編の高羽、そして今回現れたあいつ。

 相変わらずこの作品は登場させる既出キャラのチョイスとそのタイミングが最高すぎます。もちろん日下部vs宿儺も良かったですけど。

 というか『魔々勇々』が盛り上がりすぎて逆に打ち切りを勘繰ってしまうんですけどどうすればいいですか?

 確実にどんどん面白くなってます。でも、あまりにアツくなりすぎてこのままクライマックスでもいい感じになってるのが不穏すぎます。

 葦原という友人は魔勇が打ち切られたらサンデーに乗り換えてフリーレンを読むらしいですが、私もきららに乗り換えてぼざろを読もうと思います。

 そういえばさっき『引っ越しのせいで書けていない』とか言いましたが、それだけではないかもですね。

 物書きになろうとしている人間として致命的だとは自覚しているんですが、自分の頭の中で完結までの道筋が見えてしまうと「書かなくてもいっかな~」ってなっちゃうんですよね。本当に良くない。

 この感覚を葦原に話しても奇異の眼を向けられるだけでしたし、これを読んでくださっている方々もたぶんそうだと思います。

 理解を得られない前提で説明しますが、どんな話にするかを決めてしまうとそれをただ文字に起こすだけの単純作業になってしまうので楽しくないんですよね。いや、いざ書き始めると描写とか言い回しとかをいろいろいじりたくなるので結局楽しくなっちゃうんですが、やり始めるまでに時間がかかってしまいます。

 詰まるところ、文字数ノルマでも何でもいいので毎日書くことが一番なんでしょうね。

 締めるとか言ってたくせに全然締まんねえな。

 そう思った方は私とフィーリングが合うようです。いつの間にか3,000文字を超えてしまったのでそろそろ終わりにします。

 最後まで読んでくださりありがとうございました。また何かの作品を通じてお会いしましょう。

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