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【エッセイ】夢っていうのは、呪いと同じなんだ


 こんばんは。中山翼飛です。

夢っていうのは、呪いと同じなんだ。途中で挫折した者は、ずっと呪われたまま······らしい。

『仮面ライダー555』木場勇治

 このセリフ、めっちゃかっこいいですよね(唐突)。『仮面ライダー555』はシビれる名言ばっかりなんですけど、これは頭一つ抜けています。流石は井上敏樹大先生です。

 ちなみに、今回のタイトル画像はこのセリフを発した木場勇治が変身したホースオルフェノクという怪人です。

 こいつとかナスカ・ドーパントとかジャッカルレイダーとかのガワイケ怪人、もっと増えろ。

 特オタの一人語りはこのぐらいにしておきましょう。

 正月らしいことを何一つしていないので、今回はnote公式が開催している『#かなえたい夢』に沿って記事を書きたいと思います。

 noteをやっている人は大抵そうだと思うんですが(主語がデカい)、私の夢はどうにかして創作活動で収入を得て生活することです。

 前述の通り私は特撮オタクですので、将来的には特撮に関わる仕事ができたらいいですね。

 しかし、現在の日本で特撮を制作している主な会社は東映と円谷プロダクションの二つなんですが、ここにちょっと問題があります。

 まず東映に関して。

 マイナビによると、過去三年間の平均採用人数は13人です。そのうち男女比を均等にしようとしているようですから、男性の場合実質的な募集人数は6人ないし7人となります。


 さらに、東映は特撮以外のドラマも数多く制作しています。何なら映像制作以外にも不動産事業などもやっています。

 つまり、運良く就職できたとしてもすぐに特撮に携われるとは限らないんですね。私と同じような特撮オタクは世の中に掃いて捨てるほどいますから、そもそも倍率が恐ろしいことになるでしょう。

 次に、円谷プロダクションを見てみましょう。

 はい。過去三年間の採用人数は一人です。平均採用人数ではありません。本当に過去三年間で一人しか採用していないのです。

 しかもこの会社、経営および実務部隊と映像制作班が完全に分業していますから、入ったところで特撮制作に携わることは非常に難しいでしょう。

 さらに、特撮関連の雑誌に載っているインタビューぐらいしか情報源が無いので真偽の程は定かではありませんが、映像制作班のメンバーに新しく人を迎えるには、既存のメンバーの人脈コネしか無いようです。もちろん、既に映像制作経験のある人限定です。

 アンチという訳ではありませんが言わせてください。今のウルトラシリーズの第一人者である田口監督は口では「若者がどんどん携わってくれないと特撮は滅びる」などと言っていますが、そもそも若者に門戸が開かれてねえだろうが!一定以上のクオリティを保ちながら常に新しいものを創っていかなければいけない都合上、新人の育成に時間を割いていられないのはわからますが······。

 さて、ここまでが特撮に携わる正攻法。最短距離と言ってもいいでしょう。

 ですが、何も正攻法でいかなければいけない訳ではありません。搦手、あるいは遠回りでも活路はあります。まあこちらも非常に狭き門ですが。

 そもそも特撮に携わるといっても様々な形があります。

 プロデューサー、脚本、監督、出演、照明、撮影、音声、衣装、造形、美術、VFX、その他諸々etc。

 制作会社に就職した場合、ほとんどがプロデューサーとしての仕事になるでしょう。これはちょっとやってみたくはあります。

 監督や出演、裏方の仕事となると、おそらく私には適性が無いと思います。だって、それがやりたい訳ではありませんから。

 こうしてnoteで駄文をつらつらと書き連ねていることからもお察しの通り、やっぱり書くのが一番好きですし、一番やりたいことでもあります。

 『くちびるに歌を』の乙一さんが『ウルトラマンジード』を書いたように。

 『魔法少女まどかマギカ』の虚淵玄さんが『仮面ライダー鎧武』を書いたように。

 『ダイの大冒険』の三条陸さんが『仮面ライダーW』を書いたように。

 別のジャンル・別の作品で成功した作家が特撮作品にメインライターとして迎えられるのは、珍しい話ではありません。

 何もいきなりダイレクトに特撮に行く必要は無く、別のものを経由してからでもいいのではないか。このようにも思っています。というか、そっちの方が作品に深みが出る気がしますしね。

 幸いなことに、物書きで成功しようとしたら門戸はいくらでも開かれています。狭き門であることに違いはありませんが、数だけでいったら円谷の採用枠の比になりません。

 これが搦手。これが遠回り。

 物書きを夢に据えることには、いい点があります。

 それは、どれだけ時間がかかってもチャンスが消えないということです。

 例えば、パイロットになりたい人が養成所の試験に落ちてしまったら、そこでその夢は潰えてしまいます。

 教師になりたい人だって、採用試験に落ち続けてしまったら、一定年齢を迎えると諦めなくてはいけません。

 しかし、物書きに回数制限も年齢制限もありません。

 つまり、自分が挑戦し続ける限り挫折することが無い。夢が呪いになることが無い。

 まあ、『挑戦し続けないと呪いになってしまう』という時点で既にある種の呪いなのかもしれませんが。それはそれで美しいですね。







 ······というか、たとえ特撮でなくても、自分が書いたもので収入を得て生活していきたい!!!


 今話題のKindleなどではなく(『など』って失礼だろ)、紙の本で出版されて、めっちゃ話題になりたい!!!


 アニメ化されたらメインキャストに榎木淳弥と濱野大輝は絶対入れてください!!!


 実写化されたら高橋文哉とか山本耕史とか市原隼人とか芦田愛菜だーまなとか橋本愛に出て欲しい!!!


 主題歌はKing Gnuがいいです!!!

 
 菅田将暉でもいいです!!!


 GReeeeNでもいいです!!!


 オーイシマサヨシでもいいです!!!


 エンディングはNiziUでお願いします!!!


 ミセスだけは絶対にやめてください!!!








 ふう。

 デカ文字っていいですね。

 夢を書いたので、あとは実現させるだけです。

 先ほど『物書きには回数制限も年齢制限も無い』と書きましたが、やはり早く叶うんだったら早く叶えたいです。そっちのほうが長く活躍できますからね。

 とりあえず、今年は何らかの小説新人賞に応募したいです。開催されるかどうかはわかりませんが、もしあるのであれば創作大賞にも。

 noteで活動している以上、やはり創作大賞は絶対に獲りたいです。ジャンプラ原作大賞やマガジン原作大賞のようなnoteに軸を置いたコンテストがまたあれば、それも絶対に獲りたいです。

 言ってるだけでは叶いませんので、まずはアウトプットと同じくらいインプットも継続的に行っていきたいです。

 インプットというのは何も創作物に触れるだけでなく、他者との交流や社会経験も含めたものであればベストだと思っています。血が通っていないただの妄想なんか、書くのも読むのもつらいですからね。

 長々と書いてきてしまいましたが、ここまで読んでくださった心の広いあなたに深く感謝を。

 あなたに良いご報告ができるように、日々取り組んでいきます。

 見ててください!絶対高橋文哉に出てもらいますから!

 それでは、この辺りで。

 最後まで読んでくださりありがとうございました。また何かの作品を通じてお会いしましょう。

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