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シン市役所:解体新書|#6新庁舎事業、再スタート!

 こんにちは。美濃加茂市長の藤井浩人です。
#6は『新庁舎事業、再スタート!』と題してお送りします。

 #1〜#5では、旧計画の検証・振り返りを紹介しました。いよいよ事業計画は再スタート。ここから何を目標に、どんな想いで現在のワークショップなどの取り組みを行なっているのか。その内容をお伝えします。


1.「新庁舎整備ロードマップ」に示す4つのポイント

 新庁舎整備事業プロジェクトチーム情報整理部会による情報整理。 新庁舎整備事業プロジェクトチーム検証部会による検証。 これらに基づき、これからの新庁舎整備の進め方について「新庁舎整備ロードマップ」が2023年3月に定められました。 新庁舎整備の進め方のポイントは、以下の4点


出典:新庁舎整備ロードマップP.7

【POINT1】これまでの新庁舎整備事業の検証結果を活用します
【POINT2】市民の皆さんの暮らしとの関わりから、これからの美濃加茂市や新庁舎を考えます
【POINT3】市民の皆さんとの対話、市民参加を重視します
【POINT4】積極的な情報公開を行います

 【POINT1】検証結果については、vol.5を参照ください。

 【POINT2】本当に考えなければならないことは、どのような「新庁舎」を造るかではなく、"どのような"未来・美濃加茂市で、市民一人ひとりが"どのような"生活をしているのか。これではないでしょうか。

建物のことだけを考えてしまう発想から、これからの美濃加茂市全体のことを考え、そのためには「どんな新庁舎が必要なのか」市民の皆さんと一緒に考えることから始めることを掲げました。

 【POINT3】市役所の説明に対して、市民の皆さんが質問や意見をするという行政と市民が向き合う方法は、時に合理的なこともあります。しかしながら、今回のような大きなテーマについては“対話”が必要です。市民の皆さんの中には、多様な考えが存在しています。市長や市役所との対話のみならず、市民の皆さん同士が想いを伝え合い、対話できるような機会が多く作られることで、新たなアイデアや発見、共感できることも少なくはないでしょう。

 【POINT4】情報化社会において、様々な方法で情報を公開することができます。市民の皆さんに不信感を抱かせないことは当たり前。その上で、より多くの人に関心を持っていただきたい。積極的な情報公開と情報発信を徹底します。

2.直近の取り組み目標

 以上の4つのポイントを大切にし、
2023年度(2024年3月まで)には、複数候補地の決定
2024年度(2025年3月まで)には、整備地の決定
を目標にしています。

3.新庁舎完成までのSTEPと進捗

 POINTを記載した資料と同じ「新庁舎整備ロードマップ」の9ページに、新庁舎完成までの14のSTEPが記されています。

出典:新庁舎整備ロードマップP.9

 第1回ワークショップを2023年7月23日、26日、29日の全3日間の日程で開催し、 STEP1:市の役割の見える化に取り組みました。
 第2回ワークショップを2023年9月24日、25日、30日の全3日間の日程で開催し、 STEP2:新庁舎の役割の決定、STEP3:新庁舎のコンセプト決定に取り組みました。
 第3回ワークショップを2023年12月2日、3日、7日の全3日間の日程で開催し、 STEP4:新庁舎の役割の決定、STEP5:新庁舎のコンセプト決定に取り組みました。
 このブログを公開する現在、既にSTEP5まで進んでいます。 また、この間に、お出かけワークショップなど随時、説明や対話の機会を行っています。

4.おわりに

 すべての日程ではありませんが、私も公務都合の許す限り、それぞれのワークショップに参加しました。 どのようなことが話し合われ、意見が出されたのか。 次号からはワークショップの内容や実態についてお伝えしていきます。

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