見出し画像

20代前半ゲイのセフレ(3)#72

20代前半の僕にはセフレに近い関係になった人が何人かいました。
前回の記事に引き続き当時のセフレについてのことを書きたいと思います。

3人目:19歳 フリーター
とにかくかわいかった
八重歯、細くて華奢
人懐っこい、おしゃべり好き
性欲強め
積極的に甘えて誘ってくる
尻軽な印象



彼とはマッチングアプリで知り合いました。
第一印象は地雷系。
彼は萌え袖で口元を隠していて、長く伸ばした前髪をピンで止めていて
顔の半分が手と髪で隠れていて見えないような写真をトップ画像にしていました。



彼の生い立ちや家庭環境は複雑で
そんなセンシティブなことについても
関係性の浅い僕に平気で話せちゃうような
そんな人懐っこいというか
警戒心のないというか


そんな印象の人でした。


僕は初めてその彼と会った日に、身体を交えました。
行為の最中にも、前に付き合っていた人にハメ撮りをされて
それを流出されたことがあると
不幸話を自慢話のように話していました。


それから彼と僕は定期的に会っていました。


人肌恋しくなったときに連絡をして
彼を車で迎えにいき
僕の家で行為をする。

行為が終わったらまた車で彼を家まで送る。

僕たちはそんな割り切った関係でした。


その彼とは数ヶ月ほど関係が続きましたが
その間に僕に好きな人ができました。
そのことをきっかけに僕は彼と会うことをやめました。



僕が彼へ連絡をしなくなったころに


「もう会えない?」


と、彼から短いメールが届きました。



うん、もう会えない



僕も短く返信し、その後彼から連絡が来ることはありませんでした。


僕にとって彼はとても都合のいい相手でした。
僕は僕の欲求を満たしたいときにだけ連絡をして会って発散して


でもきっと彼には僕以外にもそういうことを定期的にする相手は複数人いたんじゃないかなと思います。
僕にとって彼は都合のいい相手だったように
彼にとっても僕は場所・足ありの都合のいい相手だったんだと思います。



彼は今、元気にしているのだろうか。

彼の話を僕はあまり深く聞かないようにしていたけど
彼がずっと不登校だったことや
家庭環境が複雑で親に虐待されていたこと
中学生の頃から家出して
掲示板で知り合った親と同じ年くらいのゲイの人の家にずっと住まわせてもらっていたこと
過去付き合った人にDVまがいのことをされていたこと
ハメ撮りを流出、拡散されてしまったことなど


どこまでが本当の話かはわからないけど
彼はそんな話をいつもニコニコしながら自慢話かのように僕に話してくれました。

行為に関しても乱暴にされるのが好きだとも話していました。


たかが数ヶ月の間、セフレをしていただけの僕が何か言える立場ではありませんが
彼がその後、素敵な誰かと出会って
彼が彼自身を大事にできて幸せになっていたらいいなと
そんなことを考えました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?