2020-7-22 日記. ベンチャー企業の研究者: 追記: 研究の自動化時代に研究者は何をするか(仮題).

先日こういった内容の文章を書いた.

概論としては正しいと思っているけれど, 分野別には様相が異なってくると思っている.

例えば実験科学におけるマウスの手術などが簡単に機械に置き換われることは内容に思われる. 一方で, 化学の試薬の調整などはかなり進むだろうと思う.

その理由として,

1. 対象が動く or 自律性を持っている場合, その反応すら組み込んだシステムを構築する必要がある.

2. 設備費が高くなりがち. 

マウスの管理には, 給水だったり, 動きや鳴き声を基にした定期的なヘルスチェックだったり, 餌やりなどの活動が必要になる. また新しく生まれた子供に耳タグをつけたり, 性別を確認したり, 歯の形をチェックするなどやることは多い.

これらの作業を全て同じシステムで完結させようとするとかなりのコストがかかるだろう. ここら辺は導入コストと, 人件費を考えたときに, 人件費の方が安いと判断されて, あまり導入は進まないような気がしている.

20年程度では導入コストが, ボトルネックになりそうと思っている.

一方で, Allen Brain Instituteなどの新しい資金が豊富な研究所ではこういうものが導入される可能性はあると思っているので, 大規模実験化が加速するだろうと思っている.

実は研究の多くの場面で, 研究所の規模感だったり, 会計処理についての理解が必要なのだが, そこらへんが強調されないのはよくないと思っている.

この日記は, あとでまとめて1つの濃い記事にしようと思っている.

そんな風にアイディア出しと少しのまとめをこの日記でやっている.


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