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②解答作成のポイント

1.丁寧な字で解答を記述する


最初から当たり前のことを言うなと怒られるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にできることは重要です。
先述したように、二次試験ではこちらの考えを明確に伝え、納得させなければいけません。
相手の立場(採点者側)で考えてください。いくら内容が良かったとしても、殴り書きのような汚い字で提出された解答を読む気になりますか?また、それを見て納得しますか?ましてや、何百人、何千人の解答を採点しなければいけないのに、汚い字の読解に労力を使いますか?
もし私が採点者であれば、読めない字は即刻0点です。その解答は採点される舞台に上がりません。
ボールペン字のような綺麗な字は書けなくてもいいですが、自分ができる限りの丁寧な字を書くことができるよう普段から練習しましょう。
試験では80分で500字~600字の解答を作るので、普段から時間と丁寧な字を意識して二次試験対策の勉強を進めましょう。できれば、一度ぐらいは自分以外の人に解答を見てもらい、読めるかどうかチェックしてもらうことをオススメします。

2.誤字脱字をなくす


これも当たり前のことですね。誤字脱字がどこまでチェックされていて、どれだけの減点要因になるかはわかりませんが、同じような解答が並び、どちらか選ばなければいけない時、間違いなく誤字脱字が少ないほうが選ばれるでしょう。二次試験では非常に多くの方が合格ライン付近の点数を取ってきますので、たった1点が命取りになる可能性が高いです。
減点要因はゼロにできるよう、普段から正しい漢字を書けるようにしましょう。
自身の中で少しでも理解が怪しい漢字や送り仮名がある場合は、すぐに調べるクセをつけましょう。

3.質問文の条件を捉える


質問文には条件がついていることが多々あります。例えば、「競争戦略の視点から答えよ」「人員構成から考えよ」「メインターゲット層を明確にして」というように。これらの条件は必ず外さないようにしましょう。仮に全く関係ない視点で答えを作ってしまった場合、かなりの減点をされる可能性があります。
焦って解答を作り始める前に、外してはいけない条件を明確にしましょう。コツとしては、条件にある文言をそのまま解答でも使用することです。例えば、「A社は●●という人員構成のため、□□となった」「▲▲をメインターゲットとする。なぜなら~」というように。
そうすれば、大きく論点を外してしまうことはなくなり、確実に点数につなげることができます。

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仕事、育児、家事を並行して行いながら、独学で2019年度中小企業診断士試験をストレート合格したポイントを紹介しています。このマガジンでは特に二次試験を突破するための考え方を中心に紹介し、科目別対策も織り込んでいます。 二次試験に合格するためには、勉強時間だけではない、特別な考え方が必要です。逆に言えば、その考え方さえうまく取り込むことができれば、さほど時間をかけずとも合格ラインに持っていくことは可能です。 受験生の皆様にとって、ここで紹介する内容が最後の一押しになれば幸いです。

ご覧いただきましてありがとうございます。 これまでも多くの方から独学での二次試験対策を教えてほしいとご要望をいただいているため、ざっくり…

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