資金繰り改善のためにできること①~資金繰りとは何か~

会社を経営している方や個人事業を営んでいる方にとって、資金繰りを考えることは重要なテーマです。しかし、資金繰りのポイントや改善方法について細かくチェックしている方は意外と多くないと感じています。

ここからは資金繰り改善のためにできることというテーマに沿って記載していきます。今回は「そもそも資金繰りとは何か」についてお伝えします。

資金繰りとは、お金を支払っていくために収支を管理していくこと

です。その「資金」の中には、手元にある現金のほか、預金口座などのお金も含まれます。そもそも資金がないとどうなるか?

お分かりかと思いますが、資金がないと買掛金が支払えなくなったり、人件費や経費などの費用も支払うことができなくなります。資金がないことは、倒産にもつながる重要なことです。

当月、翌月ぐらいの資金管理ぐらいであれば、だいたいの資金を頭の中で考えるだけでなんとかなりますが、それが3ヶ月先、半年先などになると、そうはいかなくなります。また、取引規模が大きくなればなるほど、従業員が増加すればするほど、不測の事態での資金不足の可能性が高まります。

こういった不測の事態にも対応できるようにするために、日ごろから資金繰りを管理しておくことで、計画的で安定した会社経営につながります。

具体的には、資金繰り予定表と資金繰り実績表を作成することで、資金収支の動きを把握し、先々までの予定をたてることができます。

また、資金繰り表は金融機関での融資でも求められることが多いので、この機会にぜひ資金繰り表作成にチャレンジしてみましょう

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