資金繰り改善のためにできること③~今後のために~
おはようございます。前回に引き続き資金繰り改善のお話を記述します。
今後資金繰りを楽にしていくためのまとめをしていきます。
理想の資金繰りとは、安定的な売上増加による利益計上および、借入金の着実な返済を実行することです。どんなことに考慮すべきかを下記にまとめましたので、一度チェックをしてみてください。
【資金繰りを楽にするために考慮すべき主な項目】
✓ 利益増加のための、売上増加もしくは売上原価低減
✓ 販売費、一般管理費の削減
✓ 金融費用の削減
✓ 売掛金の確実な回収(取引条件通りに回収を行う)
✓ 過剰な棚卸資産をもたない
✓ 取引先の信用情報管理による貸倒回避
✓ 仕入債務の支払条件を可能な範囲で延長
✓ 設備投資については、効率性や収益性を考慮して投資する
✓ 不要な資産を購入しない
いかがでしょうか。貸借対照表などを参照しながら、改善できるポイントはないか一つ一つ確認をしてみてください。より安定的な経営を行っていくために、ポイントを絞って改善に取り組んでみてください。
また、最後に日々の資金繰りに関して意識しておくべき項目をあげておきますので、こちらもご参考になればと幸いです。
【資金繰りに関して意識すべき項目】
・会社運営に最低限必要な資金を絶えず手元に残しておく(月次平均売上3ヶ月分、最低でも1ヶ月分)
・資金繰り予定表を作成し、資金繰り実績表と比較・分析して、絶えず必要な対策をたてる
・資金繰り予定表を作成する際、不測の事態に備えて、余裕をもって見積もる。また、根拠のある現実的な数値かどうか情報収集する
・日頃から社内各部署と十分なコミュニケーションをとる
・金融機関とのやりとりを頻繁に行い、会社の状況を伝えておく。不測の事態が生じる時は、早めに相談する
・世の中の動きや競合の動きを常にチェックし、会社を取り巻く状況の変化を迅速に把握する
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?