⑥<事例4>解答作成のコツ
【概要】
事例Ⅳは、特に「財務会計」に関することが問われています。
事例Ⅰ~Ⅲとはタイプが異なり、基本的な計算ができるかどうか、数字から課題を設定し、解決法まで述べることができるかどうかを測る試験です。
しっかり対策すれば点数が安定するため、ぜひとも得点源にしたい科目です。一方で、事例Ⅳに苦手意識がある方も多く、点数に差がつきやすい科目とも言えます。
また、4科目中で最後に行われる試験のため、それまでの疲労によるケアレスミスが起こりやすいです。どんな状況でも冷静に正しく計算ができるよう、訓練しましょう。
よくある流れとしては次の通りです。「財務諸表から長所・短所につながる指標を見抜き、計算する」→「優れている点と劣っている点を説明する」→「損益分岐点計算やキャッシュフロー計算など」→「計算結果から見えてくる課題説明」→「将来に向けての提言」
私が使用していた参考書(書籍名は後ほど記載します)では事例Ⅳの考え方について下記の通り記載されています。
「基本的な財務分析ができ、CF計算書作成やCVP分析による会計面、プロジェクトや事業採算性評価における財務的な助言ができるかどうか」
・財務分析:B/S、P/L分析、CF計算書の作成と基本分析、損益分岐点分析
・基本知識:現在価値計算、投資とリスクの計算、原価計算
・流行のテーマ:企業価値と株価、場合分け問題、デリバティブ
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仕事、育児、家事を並行して行いながら、独学で2019年度中小企業診断士試験をストレート合格したポイントを紹介しています。このマガジンでは特に二次試験を突破するための考え方を中心に紹介し、科目別対策も織り込んでいます。
二次試験に合格するためには、勉強時間だけではない、特別な考え方が必要です。逆に言えば、その考え方さえうまく取り込むことができれば、さほど時間をかけずとも合格ラインに持っていくことは可能です。
受験生の皆様にとって、ここで紹介する内容が最後の一押しになれば幸いです。
ご覧いただきましてありがとうございます。 これまでも多くの方から独学での二次試験対策を教えてほしいとご要望をいただいているため、ざっくり…
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