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③<事例1>解答作成のコツ

【概要】


ご存じの通り、事例Ⅰは内部環境の整備、特に「組織・人事」に関することが問われています。そのため、問われている論点としては、「社内の重要資源であるヒトの能力をどうすれば最大限発揮させることができるか、また、ヒトのやる気を引き出すために必要な打ち手は何か」ということです。
よくある流れとしては次の通りです。「事業環境分析(外部・内部)+その理由」→「現状の事業について(転換点の理由)」→「将来あるべき姿(目指す方向性)」→「目標を実現するためにヒトや組織をどう動かすか」

私が使用していた参考書(書籍名は後ほど記載します)でも事例Ⅰの考え方について下記の通り記載されています。
事例Ⅰのポイント:「やる気と能力ある人間が、円滑な流れの中で、正しい方向へ、持続的に、業務を行えているか」
・やる気:企業文化、モチベーション管理(給与・仕事)、評価制度、社員配置
・能力:社員教育、キャリアコース、非正規従業員活用、インターナルマーケティング
・円滑な流れ:組織体制、アウトソーシング、コミュニケーション、採用配置、退職ルール
・正しい方向:企業大枠戦略、リーダーシップ、ビジョンと理念、マーケティング
・持続的に:人事諸制度、企業文化、業務定型化、人件費抑制
事例Ⅰは上記のいずれかに問題点があり、それを解決するための提案することが基本的な流れです。

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仕事、育児、家事を並行して行いながら、独学で2019年度中小企業診断士試験をストレート合格したポイントを紹介しています。このマガジンでは特に二次試験を突破するための考え方を中心に紹介し、科目別対策も織り込んでいます。 二次試験に合格するためには、勉強時間だけではない、特別な考え方が必要です。逆に言えば、その考え方さえうまく取り込むことができれば、さほど時間をかけずとも合格ラインに持っていくことは可能です。 受験生の皆様にとって、ここで紹介する内容が最後の一押しになれば幸いです。

ご覧いただきましてありがとうございます。 これまでも多くの方から独学での二次試験対策を教えてほしいとご要望をいただいているため、ざっくり…

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