カツ丼から生まれたウインナーコーヒーで味わう京都の隠れ家「自家焙煎 珈琲だけの店Windy」
こんにちは、結城弘です。
今日は、私が京都を訪れるたびに足を運ぶ喫茶店「Windy」さんを紹介したいと思います。
https://goo.gl/maps/m7uZFmKAcEqyws649
Windyさんのお店は京阪「清水五条」駅から徒歩3分ほど。
五条通から細い路地を少し南に入ったところにあるこじんまりとしたビルの2階にあります。
入口の扉を開けると、そこは観光客や五条通を行きかう車の喧騒が一切聞こえてこない落ち着いた空間。まるで、密集する京都の建物の隙間にできた秘密の入口に、ひょいっと入ってしまったような感覚。
隠れ家のようなお店を訪れるたび、ほぼ毎回と言っていいほど頼む飲み物があります。
それがこちらのウインナーコーヒー。
ウインナーコーヒーといえばクリームがのったコーヒーが一般的ですが、Windyでは珍しいことにコーヒーとクリームが別々に出てきます。
コーヒーは、店内にある焙煎機で自家焙煎された豆が使われたブレンド。
初めてお店を訪れた際、今まで訪れたどの喫茶店にもなかった「苦みの後に来るほのかな甘み」が、自分好みの味わいとマッチングし、一目惚れ。
一口飲んだ瞬間にこのお店に通おうと決めた味です。
クリームもただのクリームではなく、コーヒーホイップ。コクのある甘みが舌の上でとろけます。
クリームをあえてコーヒーにのせず、スプーンですくってデザート感覚で味わうのが私のおすすめです。
ある時、なぜコーヒーとクリームを別々に提供されるのかとマスターに聞いたら、
「ある料理屋さんでカツ丼を頼んだら、ご飯と玉子とじのカツが別々の皿で出てきた。面白いと思ったからコーヒーに応用してみた」
とのこと。
ど庶民的食べ物のカツ丼と、「ちょいとたまにはオシャンティな飲み物を」的なイメージ漂うウインナーコーヒーの思わぬ縁……
まぁ不思議なつながりで生まれた味のおかげで、昨年注文する前にマスターの口から「今日はいつもの?」と憧れの台詞を聞けたほどほぼ毎回頼むくらい気に入り、あげくの果てに生まれて初めてコーヒーチケットを買った私のような人間がいるわけですが。
「自分がおいしいと思った一杯を出し続ける」
世の中の流行に流されることなく自分が良いと思ったことを孤高に貫き通されてきたマスターが半世紀にわたって守り続けてこられた、ほんの少し現実を忘れられる京都の隠れ家。
レトロな雰囲気漂う静かな店内で、マスターとお互いのこだわりを語り合ったり、時折奥さんと雑談したり、おすすめのコーヒーを味わったり……
ぜひ足を運んでみて、そんな「場」を味わえる一杯を楽しんでみてはいかかでしょうか。
HPに記載のメニュー以外にも、2杯目注文の方限定のセカンドメニューというのもありますので、ぜひ足を運んでみてください。
そういえば先日Windyさんが、ぴあの「関西の喫茶店」に掲載されたそうです。お店の紹介ページと1ページ目にお店のコーヒーの見開き写真。すごい!
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
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