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サラリーマンは魚屋のおっちゃんには勝てない

今回の記事ですが、タイトルが誤解を招く可能性のあるタイトルなので先にお断りさせていただきますが、あくまで例えとしての話であり実際にどちらが良くてどちらが悪いという話ではありません。

あくまで一つの考え方として、もし興味のある方がおられたら読んでもらえたらと思います。

今回の内容は以前とある経営者の方とお会いしてお話しさせていただく機会があったのですが、その内容がとても貴重な為になる話だと感じたので内容を忘れないようにブログに書こうと思いました。

タイトルで大体分かると思いますが、ビジネスや仕事についての内容となります。

内容は下記4点となります。

①仕事は一つのことだけではなく、何でもやらなければならない
②どちらか一方が儲かるビジネスではなく、お互いが儲かるビジネスでなければ長続きしない
③若いうちは何度失敗してもいい
④サラリーマンは魚屋のおっちゃんには勝てない

それでは内容の説明に入らせていただきます。

①仕事は一つのことだけではなく、何でもやらなければならない

自分が何をすれば上手くいくか分からない、今はこれをやっているけどこれだけをこの先ずっとやっていけばいいのか分らない。

逆に色んなことをやっているけど、どれが一番大事で「これだ」というものが分からないという悩みは我々20、30代くらいの人には誰しも感じたことがある悩みだと思います。

しかしその方の話によると「これだ」というもの一つだけをやっていくことはとても危険な考え方であると話されていました。

ビジネスというものは状況が絶えず変化していくものです。同じ状況が繰り返されるパターンもありますが、その場合でも同じ状況のようで正確には以前と状況が変わっていたりするものなんですよね。

そんな時、当然一つのことしかやっていないよりは色々なことを「経験」していた人の方が柔軟に色々な対応ができますし選択肢も広がります。

何か一つだけを大事にして他は蔑ろにしていいということではなく、自分ができる経験には全て貪欲にチャレンジして身につけていくことが大事なのだとのことです。

例えば営業なら自分は営業だけやっていればよい、というのではなく機会があれば現場や経理等を勉強して身につけたりといった具合です。

そうすることで自分の幅も広がっていきますし、身についたものの中から自分にとって、今の状況にとって一番最適なものを選択していけばよいということを教えていただきました。

②どちらか一方が儲かるビジネスではなく、お互いが儲かるビジネスでなければ長続きしない

これはよく聞く話かと思いますがwin-loseではなくwin-winでなければならないという話ですよね。

これはやはり本質であるそうですし、そういった関係を作れる「人脈」が20、30代以降の人生の成否を分ける大きな分かれ目となるそうです。

そしてその人脈を作る為に最も必要なのが「信用」とのことです。

ビジネスって一見騙し合いのゲームのようなイメージもあるかと思いますが、そういった騙し合いのゲームでは一時的には儲かることはできてもあくまでそれは一時的なものになるそうです。

「この人は自分の為に動いてくれるから協力したい」「この人は信用できるから安心して一緒に仕事ができる」こういったことを思ってくれる人が何人いるかが分かれ目になるのだと。

僕の解釈では「応援者」が何人いるか、とも言えると思います。

そしてこういったことを思ってくれる人との仕事はお互いに協力し合えて、一時的な物ではなく確実に長続きしていくものとなります。そしてお互いに大きくなっていくことがビジネスの本質なのだとのことです。

自分の「応援者」を作っていくこと、これがその人の「人脈」に繋がりwin-winの関係を作っていくことに繋がるのかなと思いました。

③若いうちは何度失敗してもいい

これもよく聞く話かと思いますが、やはり「成功者」と呼ばれる方々の若い時代ってほぼ例外なく失敗だらけの不遇の時代なんだそうです。

しかし成功者は若い時代に失敗を沢山経験したと分っていても、一般人である我々は失敗したくないものです。

その方は「失敗を恐れるのは自然であり、何もおかしいことではない。みんな同じなんだ」と話されていました。

成功者と呼ばれる方々は特別で失敗を恐れずにチャレンジしてきたから成功したんだ。と思っていましたが成功者も我々と同じ人間であり失敗を恐れているという点では同じなんだそうです。

そう思えば何だか親近感がわいた気がしました(笑)

しかし若いうちはこういった「失敗」をしても取り戻すことができます。だから「失敗するかもしれないけどやってみたい」ということは若いうちにやっておいた方が良いとのことです。

そういった「失敗」を取り返そうとすることでその人の成長にも繋がりますし、その後の人生で何かしらの決断を迫られた時に失敗した「経験」があることによって、「これは失敗するからやめておこう」といった判断ができるようになります。

またこれは人付き合いにおいても同じであり、以前こういう人と仕事をしてこのような失敗をしたから、という経験があればその後は「この人と仕事をするのはやめておこう」といった判断もできます。

ユニクロの柳井正さんの本に「一勝九敗」という本がありますが、これは正に本当のことなんだそうです。

柳井さんでもユニクロでも最初は失敗ばかりだったと思ったら自分の失敗なんて大したことないと思えます。

年を重ねていけばだんだんと失敗も許されなくなってきます。その時の為にできる失敗は今のうちにしておかなければならないのかなということを学ばせていただきました。

④サラリーマンは魚屋のおっちゃんには勝てない

冒頭にも書きましたが魚屋がよくてサラリーマンが悪い訳ではないので内容を説明させていただきます。

なぜサラリーマンでは魚屋のおっちゃんに勝てないのか?それは魚屋といえども経営者であり上記の条件全てを満たしていることによって店の切り盛りを継続しているからです。

例えば魚屋は魚を切れるだけではやっていけませんし、売れるだけでもやっていけません。仕入、加工、販売、売上等の数値管理、資金繰りといった全てのことをやっていかなければなりません。

また魚を優先して売ってくれる仕入先や、買ってくれる飲食店等の得意先との「人脈」がなければやっていけません。

また魚屋は近くにスーパーができたり、今で言うとコロナウィルスでお客さんが減ったりと様々な状況が発生するかと思いますが、過去の成功・失敗の「経験」から打開策を考えて対応していかなければなりません。

これら全てができているから店を継続させていくことができますし、会社から給料をもらって仕事を与えられているサラリーマンとは、こと「経営」に関しては敵わないとのことです。

私は魚屋になりたい訳でも経営をするかも分りませんが、サラリーマンであったとしてもこういった要素を勉強して自分を磨いていき、せめて「魚屋のおっちゃんレベルのサラリーマン」ではいたいなと思いました。

最後に

おさらいさせていただきますが、今回学んだことは下記の4点です。

①仕事は一つのことだけではなくて、何でもやらなければならない
②どちらか一方が儲かるビジネスではなく、お互いが儲かるビジネスでなければ長続きしない
③若いうちは何度失敗してもいい
④サラリーマンは魚屋のおっちゃんには勝てない

今回この話を聞かせてくれた経営者の方とは以前は仕事上の付き合いがあったのですが、今は仕事上の付き合いは無く、それでも今も時々連絡をとらせていただいでおり、正直僕はただの何物でもないサラリーマンなのでその人には連絡をとったり話をしていただくメリットは無いと思います。

しかし恐らくその人にとってはたとえ僕であろうと「縁」であり「人脈」なんだと思います。どこでどの「人脈」が「仕事」・「縁」・「人脈」に繋がっていくのかは分からないんですよね。

たとえ小さな「縁」や「人脈」であってもそれを大事にしておられる。それが本物の「経営者」なんだなと思いました。

だからこそ色々な人と様々なビジネスを展開していくことができ、会社を継続できるのだと思いました。

人脈を切り捨てることは簡単にできますが、僕は経営をするのかは分りませんがこの方のように「縁」や「人脈」を大事にできる人間でいたいと思いました。

また今のうちに成功も失敗も沢山経験をして自分を成長させてき、私は経営をするのかサラリーマンを続けるのか分りませんが、いつか人を応援して応援されるような「魚屋のおっちゃん」のレベルの人間になりたいと思っています。

その為に一勝九敗でも一勝九十九敗でも何敗になってもいいので多くのことにチャレンジ・経験していこうと思いました。

今回の内容は以上となります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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