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【ひろしまユニコーン10】2022年度の挑戦者の紹介⦅プラチナバイオ株式会社⦆№11

「広島からユニコーンに匹敵する企業を10年間で10 社創出する」ことを目標とした「ひろしまユニコーン10」プロジェクト。
その取組のひとつとして初年度に開催したHIROSHIMA UNICORN10 STARTUP ACCELERATION(広島から急成長を志す企業を対象にハンズオン支援するアクセラレーションプログラム)に採択された12社の挑戦者に、プログラムの感想や今後の展望をインタビューしました!

プラチナバイオ株式会社
「ゲノム編集とバイオDXで未来を拓く」

代表取締役CEO 奥原 啓輔さん

(1)プロフィール

 JST、内閣官房、東広島市を経て、広島大学の産学連携部門に着任。山本卓教授とともにゲノム編集の社会実装を加速するプロジェクトを企画・運営。プラチナバイオ株式会社の共同創業者・CEOとなり、現在に至る。

(2)事業内容

 産業利用に最適な「ゲノム編集」技術と、生物機能を最大限引き出す「バイオDX」技術を駆使して、生物機能をデザインすることで、フード&アグリテック、環境・エネルギー、創薬・医療の分野で革新的な製品を開発します。

プラチナバイオが目指す世界

(3)プログラムの参加のきっかけは何でしたか?

 スタートアップフレンドリーな広島県の担当職員さんから、とあるイベントで直接声をかけてもらったことがきっかけです。担当職員さんには感謝しております。

(4)プログラムの感想はいかがでしたか?

 我々の事業フェーズでは、アクセラレーションより顧客企業とのコミュニケーションを深める時間が必要という考え方もあります。一方で、広島の企業家やスタートアップ支援者の方々とネットワークを作れたことがとても嬉しかったです。また、湯﨑知事に直接ピッチができる時間を作っていただき感謝しています。
 ゲノム編集のユーザーはまだまだ少ないですが、ゲノム情報を解読・解析し、生物機能をデザインするニーズは年々高まっています。社会課題の解決に向けて、我々がソリューションを提供できることをしっかりとアピールできるよう、ピッチ資料も工夫しました。
 今後、ひろしまユニコーン10の強み、特色を出すという点では、プロジェクト中にスタートアップが試作品を作る費用への支援があると良いと思います。それと、スタートアップ企業では人材が不足していますので、例えば民間企業や県職員さんが出向する流れを支援するスキームがあればとても嬉しいです。一緒に社会課題の解決を目指しましょう!

(5)プログラムではどのような成果がありましたか?

 広島県庁の色々な部署の方をはじめ、県内外の事業会社さんにも弊社の取組を知っていただく良い機会となりました。
 また、志同じくする仲間と出会えたことがとても大きかったです。今後も皆さんと繋がりながら夢の実現に向けて動いていきたいです。

デモデイ(3/9)では優秀賞を受賞

(6)今後の展望をお聞かせください。

 今後は、一緒にグローバルビジネスを展開して頂ける事業会社さんとつながることが大事だと考えています。ユニコーン10では、県の担当者さんに大企業を紹介いただき、協業の可能性が広がっています。ビジネスを成長させるためにも、もっと事業会社さんとのつながりを作っていきたいです。
 また、県内でも“バイオDX”に強く興味を持ってくれる企業がいることがわかりました。バイオエコノミー推進のため、啓蒙活動や補助金などもぜひ拡大いただきながら、広島県と一緒にこの領域を広げていきたいと思います。

★次の挑戦者に一言★

スタートアップフレンドリーな広島から世界へ、最初の一歩を踏み出しましょう!

★参考URL★
https://www.pt-bio.com/

https://note.com/hiroshima_u10/n/n69d775b49e40


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